ライフ

【58歳から元気になる方法】「薄毛」「顔のシワやたるみ」が気になる人へ 「若々しく元気になる医療」を和田医師が提言

(イメージ)

中年以降の男性の薄毛は「栄養不足」や「ホルモンバランス」が理由のことも(イメージ)

『80歳の壁』など数々のベストセラーを生み出す和田秀樹医師が、「58歳から元気になる方法」をテーマに、現役世代の悩みに答える。年齢に関わらず、若々しい見た目を維持することは心身ともに健康でいるための一つの手段かもしれない。今より元気になるために、和田医師が「若さを保つ」医療のかたちを提唱する。

 * * *
 中年以降の男性に多い「薄毛」の悩み。髪の毛が一気に薄くなってきたと感じるような場合、ストレスなどいろいろな原因が考えられますが、割と多いと考えられるのが、栄養不足による薄毛です。

 体内で毛髪の原料となるタンパク質の摂取量が足りないと、栄養が行き渡らず、髪が痩せたり、弱くなって抜けやすくなります。その場合、肉や魚などのタンパク質が豊富な食材を意識的に増やしたり、サプリなどで摂取することで改善することがあります。

薄毛は「悪玉の男性ホルモン」のせい?

 男性の場合、もう一つ考えなければいけないのが、男性ホルモンのバランスです。

 テストステロンという男性ホルモンは、子孫を残すための生殖機能のほか、筋肉や骨の形成、内臓脂肪を溜め込まない脂質代謝などに関わります。脳にも直接働きかけて活発にしたり、判断力や記憶力などの認知機能を高めて頭の働きをよくし、やる気を出す作用もあります。

 男性は40代半ば以降にテストステロンが減少することで、意欲の低下や性欲の減退、筋力の低下など、様々な精神症状や身体症状が出ることが知られています。

 そして、テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合することで生成されてできるのがジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる“悪玉”の男性ホルモンです。DHTが増えると、髪が抜けたり、前立腺が肥大したりします。

 反対に、テストステロンがDHTに変化するのが抑制されれば、薄毛を未然に防ぐことができると考えられます。20年くらい前から薄毛治療に使われ出したのが、テストステロンと結合してDHTを増やす5αリダクターゼの働きを阻害するフィナステリド(商品名プロペシア)などの薬です。男性の薄毛は「AGA」という病気の可能性があり、それは薬で治療できると訴えるテレビCMなどを観たことのある人は多いでしょう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

学生時代は、練習や授業の合間におむすびを食べていた
(写真/AFLO)
《おむすびアンバサダーに就任》大谷翔平、CMオファー殺到で“撮影は1社2時間”の新ルール ファミマCM撮影では「2時間でおむすび19個を爆食い」のハードワーク
女性セブン
「BTS」のメンバーで、とりわけ高い人気を誇るジン(写真/AFLO)
BTSジンに“奇襲キス”50代日本人ファンに出頭要請 韓国当局が引き渡しを求めれば日本政府は応じる可能性、「ジンさんが処罰を求めるかどうかが捜査に影響」と弁護士解説
女性セブン
テレビ東京を退社した福田典子アナ
【独占インタビュー】元テレビ東京・福田典子アナ「退社と離婚」を初告白「広報をしていた会社を辞め、今は夫と別々の道を歩んでいます」
NEWSポストセブン
殺人などの罪に問われた内田梨瑚被告、小西優花被告(SNSより)
《小西優花被告に懲役25年求刑》「どうせ捕まるなら死なせたほうがいい」「こいつイカれてますね」内田梨瑚被告が主張した“舎弟の残虐性”と“供述のズレ”
NEWSポストセブン
1番打者に指名されたドジャース・大谷翔平とカブス・今永昇太の日本人対決で開幕する(写真/AFLO)
【3.18ドジャースvsカブス開幕戦の見どころ】侍対決は「配球」と「駆け引き」に注目、今永昇太の高めストレートに大谷翔平がどう反応するか
週刊ポスト
女優・杉咲花(27)を起用したサントリージン「翠(SUI)」の広告の“改行位置”が話題となっている
「改行するところおかしくない?」サントリージン「翠(SUI)」新広告のデザインに疑問の声が殺到、同社広報部が真意を明かす
NEWSポストセブン
デビュー10年を迎えた今田美桜
【次期朝ドラヒロイン】俳優・今田美桜が語る「悩むことも必要なこと」 劇場版『トリリオンゲーム』では15cmのヒールで「“キリカ筋”が引き締まった」秘話も
週刊ポスト
”点検商法”で逮捕された斎藤大器容疑者(33)。”トクリュウ”のリーダーである可能性もあるという(本人SNSより)
《トクリュウ逮捕》「財布の分厚い現ナマを見せつけ」「“やれそうな子”以外にはケチ」6億円豪邸にロールスロイス…「富豪アピールSNS」の斎藤大器容疑者(33)が夜の街で見せていた“素顔”
NEWSポストセブン
殺人などの罪に問われた内田梨瑚被告、小西優花被告(SNSより)
《旭川女子高生殺人・公判》「マリファナ運んでる」「リコの体に合うの」共犯者に“黙秘指示” もした内田梨瑚被告(22)の“イキリ系素顔”と“薬物アピール”
NEWSポストセブン
第5子妊娠を発表した辻希美
《逆転した夫婦関係》辻希美が第5子妊娠発表前の一家総出ファミレス、全身黒ゆるジャージで寄り添う夫とのペアルック 明かしていた「もう一度子どもを育てたい」の想い
NEWSポストセブン
結婚発表の前日、夫婦水入らずで”映画デート”を楽しんでいた筧美和子(30)
【筧美和子が結婚】「肩を抱かれ、頬にキスを…」真っ赤なニットで大胆に、イケメン経営者との結婚発表前日“映画デート”一部始終
NEWSポストセブン
倉庫内に保管されている政府の備蓄米(時事通信フォト)
今も続く「令和の米騒動」 一攫千金を狙って買い込んだ”転売ヤー”たちの嘆き「SNSやフリマアプリでもほとんど売れない」
NEWSポストセブン