芸能

「賞金1000万円」「活動支援金を3年間提供」 “大盤振る舞い”芸能オーディションの真意

(左から)まるり、若月佑美、AKB48の小栗有以がアンバサダーを務める(写真はbijouxホームページより)

(左から)まるり、若月佑美、AKB48の小栗有以がアンバサダーを務める(写真はbijouxホームページより)

「最近、タレントや俳優、歌手などのオーディションが注目を浴びています。韓流スターたちのオーディション番組でブームに火がついて以来、国内でも数多く開催されています。ただ、今回の規模のオーディションは別格ですね。他にも、芸能事務所への所属やデビューが確約されるもの、賞金が100万円程度出るものなどはありましたが、“グランプリ賞金”が1000万円というのは聞いたことがありません。主催者の本気度が伝わりますね。芸能で身を立てたい若い才能はもちろん、破格の賞金を目当てに応募する人も多いようです」(芸能関係者)

 芸能デビューと一攫千金の「一挙両得」を狙い、応募が殺到しているというのが、「bijoux AUDITION 2024 supported by KeyHolder Group」(以下、ビジュー・オーディション)だ。アイドル、女優などのタレントマネジメントのほか、広告代理店業務から番組・MV等の映像制作まで行う上場企業で、秋元康氏が特別顧問を務める「KeyHolder(キーホルダー)」グループがバックアップしていることもあり、国内では過去最大規模の芸能オーディションとなっているという。

 主催するのは、KeyHolderグループから新たに設立された芸能プロダクション「bijoux」(ビジュー)。フランス語で「宝石」の意味を持つ通り、宝石の原石(タレントの卵)を磨き上げるために新設されたという。舵取りをするのは、自身もタレント活動をしていた過去も持ち、数多くのオーディション企画に携わってきた八角瑛子社長。八角氏は自身の経験からも、「活動資金の援助は不可欠」と考え、今回のオーディション主催に臨んでいるという。オーディション関係者は語る。

「芸能界を目指したいと思っている人が潜在的に多くても、活動資金面などが不安で、なかなか踏め込めないという人も少なくない。オーディションに合格したとしても、例えば地方から上京して、芸能活動と並行しながら安心して生活できるのか、本人だけでなく親も心配になるはず。言ってみれば、人生を賭けた挑戦ですからね。安易な気持ちでチャレンジできないものだからこそ、“安心材料”として少しでも背中を押してあげられるよう、1000万円というグランプリ賞金を用意しただけでなく、さらに3年間の活動支援金まで準備されているようです」

 上場企業だからこそ用意できる潤沢な資金と、エンタメ業界を長年牽引してきたからこそわかるタレントの卵たちのフトコロ事情をふまえ、本気で人材発掘に乗り出したということか。「ビジュー・オーディションを選んでもらい、受ける本人や保護者に安心してもらうには1000万円や3年支援は決して大盤振る舞いではない。この点はタレント経験者の八角社長の譲れないこだわりでもある。絶対に成功させたい」(前出・オーディション関係者)という想いから、前代未聞の破格なサポートが実現したようだ。

「脱・アイドル路線というと語弊がありますが、今回のオーディションでは女優、モデル、タレント、歌手などジャンルを問わず募集されていることもポイント。秋元さんが、新機軸を打ち出そうとしているのではとの見方もあります」(前出・芸能関係者)

 ビジュー・オーディションの受付募集は2024年1月28日(日)まで。夢の一歩を踏み出すなら、“先立つもの”が多いに越したことはなさそうだ。

元乃木坂46の若月佑美がアンバサダーを務める(写真はbijouxホームページより)

元乃木坂46の若月佑美がアンバサダーを務める(写真はbijouxホームページより)

関連記事

トピックス

過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン