2024年7月のパリ五輪が近づくにつれ、コロナ禍の2021年に行われた東京五輪のことが思い出される。東京での五輪後に現役を退いた金メダリストの今を追う。
【レスリング】土性沙羅さん 2016年リオ五輪・レスリング女子69kg級金
2016年リオ大会の女子69kg級決勝では試合最終盤に大逆転。引退後は夫と共に地元の三重県松阪市に戻り、市役所職員に。「小中学校への出前授業でスポーツのチカラを伝えたい」(土性さん)
【ボクシング】入江聖奈さん 2021年東京五輪・ボクシング女子フェザー級金
女子フェザー級の決勝で「トノサマガエル作戦」を敢行し、カエル好きが注目された。日体大卒業と同時に引退し、現在は東京農工大学の大学院生。「将来はカエル博士になる。カムバックは100%ありません!」(入江さん)
【体操】内村航平さん 2012年ロンドン五輪・男子個人総合金・2016年リオデジャネイロ五輪・男子個人総合金、団体総合金
キングと呼ばれた男はロンドンとリオで体操の個人総合を連覇。東京五輪後に引退し現在は後進の指導にあたる。