2024年がスタート。今年のさらなる飛躍が期待される6人をコラムニストで放送作家の山田美保子さんが紹介します。
橋本環奈(24才)酒類業界で大ブレーク必至
2度目の『NHK紅白歌合戦』の司会も大好評だったし、今年は酒類業界が待ちに待った25才の誕生日(酒類のCMに出演できる年齢)がおとずれるし、舞台『千と千尋の神隠し』は英・ロンドン公演を含めた再演があるし、ほぼ同時期にNHK連続テレビ小説『おむすび』の撮影もスタートするという2024年は、間違いナシの橋本環奈イヤーとなるでしょう。「2杯までは休肝日」と明言する橋本サンを射止める酒類メーカーはどこか。興味津々です。
志田彩良(24才)同年代の若手俳優から愛される飾らない人柄
2021年4月期ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)第2シリーズで、落ちこぼれ高校の中でも成績優秀で文系トップの女子生徒を演じた彼女。鈴鹿央士クン(23才)やイケメンに成長した加藤清史郎クン(22才)、劇中で志田サンがケアやフォローをしていた細田佳央太クン(22才)らが続々ブレークしていく中、出演作品を追いかけていたら、『大奥 Season2「幕末編」』(NHK)で堂々と徳川家茂役に。
今年1月期はドラマ『消せない「私」─復讐の連鎖─』(日本テレビ系)の主演と、ドラマ『こんなところで裏切り飯』(中京テレビ)に伊武雅刀サン(74才)とW主演。さらには、「三井PARK」や、光石研サン(62才)、石田ひかりサン(51才)、神木隆之介サン(30才)らと共に「三菱電機」のCMに……。いっきにメジャーになっています。
以前、『ドラゴン桜』の元クラスメートの男子たちの中に彼女がひとり入っているドライブ画像を見ましたが、同年代の若手俳優らにも愛される飾らない人柄なのだと知りました。さらに要チェックです。
新浜レオン(27才)徳光和夫サンが絶賛する“演歌第7世代”の代表
実は2023年、私がもっとも推していたのが彼。アニメ『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』(Netflixほか)のオープニング主題歌『捕まえて、今夜。』は演歌・歌謡曲ながら、TikTokやSpotifyで幅広い年代の皆さんに支持され、バズリました。一方、昭和歌謡の名曲のカバーは好評で、なかでも西城秀樹さん(享年63)のヒット曲を完璧な振り付けと、秀樹さんに寄せた衣装で歌うレオンくんのことは、あの徳光和夫サン(82才)が絶賛されていて「ぜひ、秀樹さんのような曲を歌ってほしい」と……。すでに「LINE CUBE SHIBUYA」(渋谷公会堂)を満席にする実力を持っています。2024年もっとも楽しみな“演歌第7世代”の筆頭です。
藤原季節(30才)優しい表情やちょっと強引な言動に
2022年7月期、杉咲花サン(26才)主演のドラマ『プリズム』(NHK)で“ドはまり”して以来、過去の出演作品をいろいろな手段を使って(!)拝見しています。2023年12月には、松本穂香サン(26才)主演の3週連続スペシャルドラマ『自転しながら公転する』(読売テレビ・日本テレビ系)を拝見し、さらに想いを確かなものにしました。『プリズム』での杉咲サンとの“恋”の始まり方とはまた異なる松本サンとの出会いやプロセスは、藤原サンの好演によって、これ以上ないリアルなものとなっていました。藤原サンの優しい表情や、ちょっと強引な言動、聞けば聞くほどすばらしい人間性などが垣間見えた『自転しながら〜』のシーンの数々は「『デートなう』に使っていいよ」の気分で松本サンになりきって(!)繰り返し見てしまいました。2月23日公開の映画『少女は卒業しない』に出演されます。好きです!
若葉竜也(34才)超勝手な妄想が膨らみ続けます
藤原季節サン同様、この2年ほど私がハマりまくっている若葉サンですが、藤原サン出演の『自転しながら〜』の第1話が終わった直後、若葉サンが出演する日本初のブライダルジュエリー専門店「銀座ダイヤモンドシライシ」のCM『きみの寝顔』篇が流れてきたときは、キュン死しました。同CMは行定勲監督(55才)が描く“プロポーズ”。若葉サンの役が出版社にお勤めだということも私の仕事柄、超勝手な妄想が膨らみやすいです。若葉サン出演のCMといえば「Amazon Prime」の『いちばんの特典』編もすてきでした。仕事でよくないことが続いて疲れ切ったビジネスマンが愛犬と山に行く……というストーリーです。
一昨年、私が愛してやまない稲垣吾郎サン(50才)主演の映画『窓辺にて』に若葉サンが出演されたときは、お二人それぞれに想いを寄せるため、2度、映画館へ行ったものです。そして! 若葉サンといえば現在上映中で、上映館もどんどん増えている杉咲花サン主演の映画『市子』です。杉咲サン含め、多くの映画賞に値すると思います。若葉サンの虜です。
藤原紀香(52才)ノリノリな“シン・紀香”
昨年末、『1周回って知らない話 3時間SP』(日本テレビ系)で共演させていただいた紀香サンの“進化”とも“シン・紀香”ともいうべき現れの数々に心から感動しました。ご両親(特にお母さま)の猛反対にあった片岡愛之助サン(51才)との結婚から今年で8年。当初は「女優に梨園の妻は無理」「三田寛子サン(57才)を見習いなさい」などなど言われていた紀香サンでしたが、“和”のお稽古に励み、季節のご挨拶状のはがきの絵柄やレイアウトまで自身で決め、先様の“事情”をすべて把握して完璧なものを出し続けていらっしゃる。歌舞伎そのものの魅力や演目の見どころを長文にし、知人やファンの皆さんにLINEで送るということもやっていらっしゃるんですよね。以前から大好きだったという和服の着付けはもちろん自分で。柄や色、帯留めの種類にまで毎回気を使って、舞台のロビーでは「片岡愛之助」と記されたテーブルにひとりで立ち、全員の顔を覚えているファンの皆さんに時候の挨拶から始まって、そのかたの近況を含めたトークを……。
ネットでのバッシングもポジティブに捉え、なんと“前の旦那さん”(陣内智則サン・49才)がテレビに出ていると愛之助サンとふたりで見ながら「笑っている」そうです。離婚直後は、紀香サンが陣内孝則サン(65才)と共演することにもわれわれスタッフは気を使ったものでしたが、こんな日が来るなんて……。そしてそれを番組で公表するなんて……。“シン・紀香”は今年さらに各所で輝き、ノリノリ紀香ぶりを爆発させることでしょう。夫婦初共演が話題となった映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』に続いては、2月の東京・明治座での舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』では高島礼子サン(59才)、剛力彩芽サン(31才)と3姉妹に。いろいろあったけれど吹っ切ったかたたちですよね。
8月には東京・新橋演舞場で舞台『カルメン故郷に帰る』に主演。どちらも楽しみです!
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!+』(メ〜テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2024年1月18・25日号