1987年に中国で創業した「ファーウェイ」は情報通信技術インフラおよび多機能端末の世界的規模のプロバイダーだ。日本では2018年にスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」シリーズがスタートし、今回、第4世代となる新モデルが誕生した。そのアナログ時計のような洗練されたデザインに、まず目を奪われる。
「女性向けの41mmモデル(文字盤の直径が41mm)はクラシックなラウンド型で、フォーマルなシーンにもカジュアルな装いにもマッチします。そして入浴時以外は“つけっぱなし”を推奨しています。そのため本体部分の厚さはわずか9.8mmと薄く軽いので、一日中違和感なく装着できます」(同社マーケティング部の中野彩子さん・以下同)
「ワークアウト」「ヘルスケア」「スマートアシスタント」機能により、あらゆる角度から心身や生活をサポートしてくれる。そこで今回は、アップデートされた機能を紹介する。1つ目はカロリー管理機能だ。
「腕に装着している時間は常に消費カロリーを計測。そこに摂取カロリーを入力すると、1日のカロリーバランスが見える化され、健康的な体形作りに役立ちます」
1日・1週間単位でレポートが届き、結果に則したおすすめの運動が表示されるなどモチベーションを上げる工夫も満載だ。そして、睡眠時のいびきや無呼吸が気になる人は「睡眠中呼吸乱れ検知機能」(※本機能は医療機器プログラムではないため、測定結果は参照用)を試してほしい。
「心拍数と血中酸素レベルの変化から睡眠中の呼吸の乱れや頻度を計測し、異変の発見を手助けします。また、睡眠の状態も科学的なモニタリングによって把握できます」
さらに、睡眠時の心拍数・体表面温度・呼吸などのデータを生理周期内の特徴に照らし合わせ、女性の生理周期と妊娠可能期間の予測もする。加えて、ウオーキング・サイクリング・水泳・スキー・登山など20種類、カスタムワークアウトモードを合わせれば計100種類以上のスポーツから選択でき、詳細なモニタリングデータを取得できる。
そのほか、ストレス管理ができたり、電話やメールの確認、音楽の再生など、機能はまだまだ盛りだくさんだ。使いこなせないと感じてしまうかもしれないが、気負わず気になる機能をまず1つ使ってほしいと中野さんは言う。
「盤面がタッチパネルなので、直感的に操作できます。スマホを使えるかたなら、ぜひチャレンジしてほしいですね」
食わず嫌いはもったいない!?
【商品DATA】
『HUAWEI WATCH GT 4』41mm/ファーウェイ・ジャパン/3万4980円
本体サイズ/約横幅41.3×高さ41.3×厚み9.8mm、重量/約37g(ベルト含まず)
バッテリーは1回の充電で約1週間持続(実際の使用状況により変動する)。本体の防水性能は5ATM【※ISO(国際標準化機構)により定義された防水規格。5ATMは室温で10分間、50mの静水圧シミュレーションに耐えられるデバイスを指す。この耐性レベルを備えていると水泳中も防水性を有する】。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2024年1月18・25日号