《MVPのオオタニさんにまた会えた。まさにラッキーデー》。年末年始をアメリカで過ごした大谷翔平(29才)の“極秘帰国”が明らかになったのは、ラーム・エマニュエル駐日米国大使のこんな投稿がきっかけだった。大使は1月11日、自身のX(旧ツイッター)に大谷とのツーショット写真を掲載。大谷の愛犬「デコピン」のために用意した“特製ビザ”のボードを掲げながら、満面の笑みを浮かべた。しかし、大谷の帰国中、日本のファンが彼に接するチャンスは一度もなかった。
「大谷選手が日本に帰国したのはほんの数日間だけ。大使がXに投稿した頃には、すでに海の彼方に飛び立っていたのです」(スポーツ紙記者)
大谷が弾丸帰国した理由は何だったのか。
「彼はアメリカの永住資格の証明書『グリーンカード』を取得していません。そのため、FA移籍で所属チームが変わったことに伴い、就労ビザの書き換えが必要になったようです。多忙の合間を縫って帰国し、在日米国大使館を訪ねたのは、ビザの申請手続きのためだと思われます」(前出・スポーツ紙記者)
オフも大忙しの大谷はキャンプイン直前まで自主トレと並行してイベント出演が続く。2月4日にドジャースタジアムでファンフェスタが開催され、地元ファンへのお披露目を済ませた後、9日からアリゾナ州で春季キャンプが始まる。
「大谷選手のほかリハビリが必要な選手とともに、ピッチャー組も集合するので、オリックス・バファローズから移籍した山本由伸投手(25才)ともここで合流する可能性が高い。
ドジャースは3月の開幕戦を韓国・ソウルで迎えるため、他球団よりも日程が前倒しされているようです。だから、帰国のスケジュールもギリギリで、大谷選手は日本で羽を伸ばす余裕はまったくなかった」(在米ジャーナリスト)
大谷の帰国に虚を突かれたのは、日本のメディアだけではなかった。
「いま、アメリカでも大谷選手の人気は抜群で、記事のタイトルに『shohei』の文字があるだけで、閲覧数が大きく違うといわれています。ロスでの転居先を特定し、彼の私生活を垣間見ようと“大谷追跡”に躍起になっていたパパラッチも、米国大使の投稿にびっくり仰天していました。記者たちを煙に巻き、極秘帰国を完遂してみせた大谷選手の完全勝利でした」(前出・在米ジャーナリスト)
※女性セブン2024年2月1日号