1月22日発売の「週刊ポスト」は、政界、芸能界のスキャンダルを深掘りしたスクープ号。自民党の「政治刷新」を主導するパフォーマンスを演じて自派閥の解散まで打ち出した岸田首相みずからが違法なカネ集めパーティーを開いていたことをスッパ抜く。自身の疑惑があるからこそ、カネの問題にさっさとフタをしたいだけではないのか。性上納が常態化していた「芸人パーティー」のただれた実態も明らかにする。そして、株高に沸く市場で自分の力で生涯生き抜く財産を築く決定打も詳しく解説。
今週の見どころ読みどころ
◆<スクープ>岸田首相「総理就任パーティー」の報告書がどこにもない!
2022年6月、コロナ禍で国民が自粛生活を余儀なくされているさなか、地元・広島で岸田首相の「総理就任を祝う会」が開かれた。会費は1万円で、当時の報道によれば1100人もの政財界VIPが出席した。ところが、このパーティーが地元でも中央でも政治資金収支報告書に記載されていないことが発覚した。会の主催者とされ、のちに岸田氏の選挙区支部に322万円を寄附した地元の後援者を直撃すると、「知らーん、そんなもん。ワシが寄附したことになっとん? 会計についても全く知らない」と驚きの証言をした。
◆自民党都連最高顧問が激怒「安倍派の裏金議員は全員政界から追放せよ」
総務会長や通産大臣などを歴任した自民党重鎮の深谷隆司氏が本誌インタビューに答え、「チンケなやり方でカネを手にしようとする」安倍派議員たちに、「法律を破ったなら全員、政界を去れ」と厳しい言葉を投げかけた。特捜部は多くの議員の法律違反を把握しながら、なぜか「4000万円以下ならおとがめなし」という、およそ国民感情からほど遠い判断をしようとしている。深谷氏の箴言とどちらが正論か、言うまでもないだろう。
◆芸人パーティーの闇を参加女性が告白「私も人気芸人に“上納”されました」
ダウンタウン松本人志の性加害疑惑は氷山の一角にすぎない。芸能界、とりわけお笑いの世界には、後輩が先輩に女性を“上納”する悪しき慣行があるという。ある芸人は声を潜めて、「芸人は俳優とは違うから女性もお持ち帰りされたいなんて思わない。女の子には3万から5万円くらい払って、エッチまでしてもらえへんかお願いする」と告白する。そうした芸人パーティーに呼ばれた女性たちはどんな体験をしたのか。本誌では2人の女性が驚くべき醜悪な夜を明かした。
◆愛媛「スタバ射殺犯」は地元で有名な御曹司ヤクザだった!
1月14日に愛媛のショッピングモールで起きた銃撃射殺事件。指名手配された暴力団幹部の素性と、被害男性との「お祭りトラブル」について、地元を取材したフリーライター、鈴木智彦氏がリポートする。
◆<発掘>八代亜紀さんが恋する男性に書いていた熱烈ラブレター
惜しまれつつ亡くなった演歌の女王は私生活でも恋多き女として知られた。情感こもったその歌声は、男女の機微や悲哀を知り尽くしたからこそ育まれたものだった。そんな彼女が独身時代に愛しい男性に送ったラブレターを公開する。「一時も離れたくない。この想い、男のあなたに分かるかしら」「私を忘れないでね。夜になったら、手紙を書いて」などと、熱い思いを自筆でしたためていた。
◆FA補償でプロテクト漏れの屈辱を味わったSB和田毅に元同期が「まだまだ続けて」
山川穂高を獲得したソフトバンクは、西武への人的補償の対象外とする「プロテクトリスト」に球団の顔である和田毅を入れていなかった。まさかの屈辱を味わった和田への同情の声が集まる一方、球団には非難の嵐である。そんな和田に、元同期の大西宏明氏ほか関係者が熱いエールを送った。
◆ひっそり亡くなった「日大のドン」が本誌に語っていた「日大は崩壊してしまう」
病院建設をめぐる脱税事件で日大を去った田中英寿・前理事長が死去した。金銭疑惑に加え、大学を私物化したなどと批判を浴びた晩年だったが、生前、本誌の取材にはそうした声に猛然と反論していた。「この再生案では日大が崩壊」「外部から来た面々では外部の利益優先の大学運営をするだろう」「俺がどれだけ学生たちに奨学金を出してきたか」など、その舌鋒は全く衰えていなかった。
◆<マネー特集>間違いだらけの「新NISA」本当の投資術は「オルカン」ではない
新NISAのスタートで、株式市場は活況に沸いている。人気の投信「オルカン」には1日で1000億円もの資金が流入する事態にもなっている。しかし、投資の世界は「人の行く裏に道あり花の山」である。皆と同じことをしていても大きく儲けることはできない。これから参戦しようという読者に最適な「未来投資」の候補銘柄&商品を徹底解説する。
◆<再ブーム到来!>池波正太郎が愛した絶品グルメを一挙公開
『鬼平犯科帳』のドラマ化・映画化で再び注目を集める池波正太郎は、文壇きっての美食家としても有名だ。池波が愛した名店の人気メニューはもちろん、作品に描かれたシーンから、家庭で楽しめるグルメと酒のラインナップも紹介する。
◆親戚が激怒、実はコスト高……「家族が壊れる家族葬」を避ける虎の巻
コロナ禍を経て、葬儀の主流は「家族葬」になった。あるアンケートでは、いまや家族葬は56%と半数を超え、知人・友人も参列できる「一般葬」の倍以上にのぼっている(ほかに一日葬、直葬などあり)。感染予防がきっかけだったが、もともと葬儀を簡素化したいというニーズが高かったことも間違いない。しかし、まだ新しい形態だけにトラブルも多い。安く済ますつもりが実は割高だったり、親戚や友人から苦情が出たり。そうしたトラブルを回避する方法をまとめた。
◆すい臓がん告白した森永卓郎氏も断言「生命保険は不要です」
家計支出の大きなウエイトを占める生命保険は、家と並んで「人生最大の買い物」と言われる。日本人の保険好きは世界的にも特異で、巨額の資金を集める保険会社は世界の投資市場でも「the seiho」の名でつとに有名だ。しかし、それだけ生保が儲かるということは加入者は損しているのではないか。ステージIVのすい臓がんを告白した経済アナリストの森永卓郎氏をはじめ、金融、家計のプロたちが「無駄な生保」のやめ方、見直し方を指南する。
※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!