連続テレビ小説『ちむどんどん』で夫婦役を演じた宮沢氷魚(29才)と黒島結菜(26才)が事実婚を発表した。宮沢と黒島のように朝ドラ共演をきっかけに結婚するケース少なくない。“朝ドラ婚”した夫婦について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。
* * *
“授かり事実婚”にさまざまな見解が飛び交っている
KAT-TUNの中丸雄一クン(40才)と元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜さん(31才)の「まじっすか婚」が各スポーツ紙の一面になっているかと思いきや、私が宅配でとっている『日刊スポーツ』では宮沢氷魚サン(29才)と黒島結菜サン(26才)の「事実婚」が一面を飾っていたことにビックリした1月17日。
2022年度前期放送の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)で夫婦役を演じて以来、週刊誌にツーショットを頻繁に撮られていたので交際については知っていましたし、杏サン(37才)宅のホームパーティーに揃って出席していたり、杏サンが住むフランスの自宅を訪ねたりしているという報道もあったので、まぁいずれゴールインするのではないかと思われていたお二人です。
それが、“授かり事実婚”を選択したというお二人の報告には、さまざまな見解が飛び交っているところです。
それは前述の杏サンが絡んでいます。もともとドラマ『偽装不倫』(2019年・日本テレビ系)で杏サンと共演し、モデルの先輩として尊敬もしていたし、仲もよかった宮沢サン。
その後、杏サンにたくさん、たくさんつらいことがあった際には、宮沢サンがいち早く東出昌大サン(35才)の不貞相手である唐田えりかサン(26才)のInstagramのフォローを外したことが話題になったものです。
その東出サンと杏サンが交際するきっかけとなったのが2013年度後期放送の連続テレビ小説『ごちそうさん』。
くしくも『ちむどんどん』と同じ、食をテーマにした朝ドラでもありました。
一部ファンの間では杏サンが宮沢サンと再婚するのではないかとも思われていたのですが、宮沢サンより先に杏サンと2016年公開の映画『オケ老人!』で共演して以来、妹のような存在だったという黒島サン。
果たして、杏サンが優しく見守るなか、宮沢サンと黒島サンは交際を続け、すでに一つ屋根の下で暮らしていたとのこと。すんなり結婚でもよかったと思うのですが、事実婚を選択したのはもっとも身近だった先輩夫婦の杏サンと東出サンが離婚してしまったことが関係しているのではないかとみる向きがあるのです。
それよりも私は、杏サンのフランスのご自宅にも遊びに行く仲だった宮沢サンと黒島サンが、いわゆる“フランス婚”である事実婚を選択したのではないかと思っているところです。
芸能界でも、後藤久美子サン(49才)とジャン・アレジさん(59才)、モーリー・ロバートソンさん(61才)と池田有希子サン(53才)、最近ではSHELLYさん(39才)など事実婚を公表しているカップルは少なくありません。これは“時代”だと思いますが、いまは、それを受け入れる世の中でもあるのです。
黒島サンのことはデビューに近いdocomoのCM時代からチェックしていたし、宮沢サンについてはお父さまの宮沢和史サン(58才)にインタビューしたこともあるし、お母さまの光岡ディオンさん(58才)が出演されていた番組をよく見聞きしていた私。勝手に親戚のオバちゃんのように活躍をチェックしていました。特に昨年公開された映画『エゴイスト』での好演には私のゲイの友人たちも大絶賛していたので、一緒に2回も見てしまいました。
お父さまの宮沢和史サンの言葉で覚えているのは、北国の音楽と南国の音楽との完成までのプロセスやノリの違い。THE BOOMの『島唄』は当初沖縄限定シングルでしたから、沖縄出身の黒島サンとのご縁も感じていらっしゃるのではないでしょうか。