かつてフィギュアスケーターとしてお互いを高め合った2人は、半年足らずの差で結婚という人生の節目を迎えた。だが、お相手をめぐる対応は、“過去の関係”が想像できないほどに対照的だった。
ウエディングドレス姿の女性とタキシードを着た男性が頬を寄せ合い、満面の笑みを浮かべる。幸せいっぱいの結婚報告写真に祝福の声が上がった。一方で、電撃婚を発表したものの、新妻の姿はベールに包まれ、一切の情報をひた隠しにした──同年代で、銀盤の上だけでなく私生活でも交流を深めた2人は、真逆の結婚生活を送ることになりそうだ。
1月21日に一般人の豊さんとの結婚を発表した村上佳菜子(29才)と、昨年、電撃婚からわずか105日後に離婚を発表した羽生結弦(29才)のことである。
2024年を迎えてからの羽生は、1月の佐賀での公演を皮切りに、2月に横浜でアイスショー、3月には地元の宮城と、毎月アイスショーを予定。だが、2022年7月のプロ転向以前から羽生を追い続けるスポーツライターは、不安を口にする。
「アイスショーは競技会ではありませんし、採点されるわけではありませんが、特にジャンプに精彩を欠くシーンが増えています。4回転ジャンプの予定が抜けてしまったり、着氷でバランスを崩したりしてしまう。羽生さんは今年30才を迎えますし、スケーターとしては“大ベテラン”の域ですから無理もないでしょう。ただ、完璧な演技を目指す羽生さんのコンディション不良には心配が募ります」
本来であれば、アスリートとしての体のケアを「チーム羽生」が担うのだろう。中心になるのは、“妻”であるはずだった。だが、昨年8月に結婚した元バイオリニストの末延麻裕子さんは、すでに羽生の元を去った。
「最近は、アスリートの妻が食にまつわる資格を取得し、パフォーマンスを支えるケースがよく聞かれます。麻裕子さんもそうした妻像を描いていたのかもしれませんが、フタを開けたら食事はおろか体調管理も一切させてもらえなかったそうです。羽生さんの練習にも帯同させてもらえず、“出る幕”はなかった」(フィギュア関係者)