1月にスタートした今季の注目ドラマが、フジテレビの連ドラとして約20年ぶりに制作された『大奥』(木曜午後10時)。これまで幾度となくドラマ化、映画化されて『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリーといわる今作。1話放送後は、“胸キュンシーン”がSNSで話題になった。
嫉妬と欲望が渦巻く世界を描く『大奥』。過去の作品では名だたる名女優たちが“悪役”を怪演して度肝を抜いてきた。ここでは、そんな悪役を振り返ろう。
●小池栄子(43才)
内山理名主演の『大奥〜華の乱〜』(フジテレビ系、2005年)の“眉毛ナシ”のお伝の方役で注目を浴びた小池。『大奥 最終章』(フジテレビ系、2019年)では6代将軍・家宣の側室であるお喜世役に。鈴木保奈美扮する家宣の正室・天英院と壮絶なバトルを繰り広げた。
●藤原紀香(52才)
『大奥〜華の乱〜』(フジテレビ系、2005年)で、小池栄子扮するお伝の方と対立する公家出身の御台所・信子(綱吉正室)を好演。綱吉に毒を飲ませるシーンなど、「紀香の悪役はハマリ役」と評判に。
●浅野ゆう子(63才)
『大奥』(フジテレビ系、2003年)で、大奥総取締の瀧山を見事な貫禄で演じた。篤子に迫られ“毒”を飲み干すシーンなど、篤子との対決場面は視聴者を釘付けにした。その後も映画や舞台、ドラマと多数の『大奥』に出演。放送中の“令和版”『大奥』ではナレーションを務めている。
●多岐川裕美(72才)
2010年上演の舞台『大奥』で14代将軍・家茂の生母である実成院を演じた多岐川裕美。浅野ゆう子扮する大奥総取締・瀧山と火花を散らしながら、息子の嫁となった和宮(安達祐実)をいじめ抜く“鬼姑”で、観客を震え上がらせた。
●尾野真千子(42才)
2012年公開の映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』で、菅野美穂演じる第5代将軍・綱吉の腹心、柳沢吉保を熱演。危篤時の綱吉の首を本気で絞める尾野の鬼気迫る名演技は、忘れられない。
※女性セブン2024年2月8日号