1月26日、愛媛県今治市松本町の自宅でピアノ教室を開いていた冨田小雪さん(64)が自宅で首を切られ、殺害された事件。警察は、事件直後に行動をともにしていた冨田さんの次女(35)を暴行した疑いで、西条市樋之口に住む自称会社員・榊原正道容疑者を逮捕。榊原容疑者は冨田さん殺人の重要参考人として関連を捜査されており、29日に送検された。
「冨田さんの次女は昨年11月、当時交際関係にあった榊原容疑者からの暴行被害などについて、『別れたいのに別れてくれない』などと警察に相談していました。次女の意向から、警察は防犯指導をするに留めていたそうです」(全国紙記者)
次女へのストーカー行為が事件前からトラブルになっていた榊原容疑者だが、過去にも女性への監禁や傷害容疑で、複数回逮捕されている。捜査関係者が語る。
「2011年には知人女性をレンタカーで連れ出して10日間にわたり監禁し、顔などを殴って1か月のけがを負わせたとして、逮捕監禁致傷の疑いで逮捕されています」
榊原容疑者はその2年後の2013年にも、交際していた女性に暴行する傷害事件を起こし実刑判決を受けたことが、NEWSポストセブンの取材でわかっている。
さらに今回、榊原は別の傷害事件で昨年3月に逮捕・起訴され、現在執行猶予期間中だったことが新たにわかった。前出・全国紙記者が語る。
「西条市内の飲食店で、男性の顔を酒瓶で殴りケガをさせたとして逮捕・起訴され、裁判で有罪判決を受けています」