スポーツ

羽生結弦、フィギュア男子代表ファンブックから“名前が消えた”騒動 関連刊行物で相次ぐ“不測の事態”

関連刊行物から羽生結弦の“名前が消える”などの騒動

関連刊行物から羽生結弦の“名前が消える”などの騒動(写真/AFLO)

 そこにあるはずの、羽生結弦(29才)という名が、なぜか載っていなかった──。事の発端は2か月前。昨年11月に予約が開始された、ムック本『フィギュアスケート男子代表ファンブック Quadruple Axel 2024 至高の銀盤』(山と溪谷社)の“内容”にある。

「『Quadruple Axel』は不定期刊行の男子シングル専門誌で、15年以上前から羽生さんをしっかり取材していました。その写真や文章は、フィギュアスケート関係者の間でも定評がありますよ」(フィギュアスケート関係者)

 しかし、今シーズンは異変が起きた。当初、2023年12月18日に予定されていた発売日が、今年2月6日に大幅に後ろ倒しになったのだ。

 さらに内容にも大きな変化が見られた。

「昨年11月の段階では、ネット書店に大特集のタイトルとして、『羽生結弦フォトギャラリー』の文字が躍っていました。

 羽生さんの大特集が予定されているとなれば、確実に手に入れるため事前に予約せずにはいられないのがファンの心理でしょう。情報が公開されたと同時に多くのファンが“予約しました”“届くのが楽しみです”などとSNS上に投稿しており、雑誌に対する期待の大きさをうかがわせました」(出版関係者)

 しかし、発売まであと1週間ほどというところで“事件”は起きた。

「なんと、1月下旬に公開された表紙には羽生さんの要素がまったく載っておらず、さらにホームページなどの告知からもすっかり彼の名前が消えていたんです。予約開始当初は、羽生さんの特集を大々的に打ち出しており、明らかに今号の“ウリ”にしている感じがしました。それなのに……」(前出・出版関係者)

 異変に気づいたファンは怒り心頭。「何もアナウンスなしで変更するなんて詐欺同然」「予約されたかたに失礼です」といった投稿がSNS上に次々とアップされた。

 1月26日、件のムック本を発行する「山と溪谷社」は、騒ぎが大きくなったことを受けて、謝罪のコメントを発表。予約のキャンセルや返品に対応すると明らかにした。

 なぜこのようなトラブルが起きてしまったのか。山と溪谷社に問い合わせると、

「個別の詳細な内容につきましては、回答を差し控えさせていただきます」

 との回答があった。

 実はここ最近、羽生に関する刊行物において、不測の事態が相次いでいる。

 たとえば、彼の29才の誕生日となる昨年12月7日に発売予定だった『y 羽生結弦写真集』(スポーツニッポン新聞社)は、発売2日前になって突如、延期が発表。発売は今年2月に持ち越しとなった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

タイ警察の取り調べを受ける日本人詐欺グループの男ら。2019年4月。この頃は日本への特殊詐欺海外拠点に関する報道は多かった(時事通信フォト)
海外の詐欺拠点で性的労働を強いられる日本人女性が多数存在か 詐欺グループの幹部逮捕で裏切りや報復などのトラブル続発し情報流出も
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《虫のようなものがチャーシューの上を…動画投稿で物議》人気ラーメンチェーン店「来来亭」で異物混入疑惑が浮上【事実確認への同社回答】
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト