スポーツ

伊東純也の性加害疑惑「逆告訴」で双方の主張は真っ向から対立、告発女性を特定しようとする“二次加害”が発生

伊東純也が主張

伊東純也が主張し、女性サイドと真っ向から対立(時事通信フォト)

 性加害の実態は芸能界に留まらず、スポーツ界にも飛び火するのか。現役のサッカー日本代表選手に浮かんだ疑惑には、いずれ結論が出されるだろう。だが、インターネット上ではまったく別の“火の手”が上がろうとしていた。

「非常に重要な大会への参加中に、日本代表チームを離脱せざるを得なくなるなど、大きな損害が生じてしまった。そのため、今後、損害賠償請求の民事訴訟を検討しているようです」(スポーツ紙記者)

 徹底抗戦の構えを崩さないのは、サッカー日本代表の伊東純也(30才)だ。2022年のカタールW杯に出場し、日本のエースとして今回のアジア杯にも招集されていた伊東は、大会期間中にもかかわらず1月31日を境にピッチから消えた。同日の『デイリー新潮』と、翌2月1日発売の『週刊新潮』が、伊東の「性加害疑惑」を報じたのだ。

「昨年6月に大阪で行われた日本代表の試合の後、大阪市内のホテルで、芸能活動をしている20代のAさんとBさんの2人の女性が、伊東選手と、伊東選手の専属トレーナーから性被害を受けたと告発する内容でした」(前出・スポーツ紙記者)

 記事によると、女性たちは1月中旬に告訴状を警察に提出し、受理された。その前段階で、金銭による示談の話し合いが進められていたという。

「伊東サイドは100万円を提示しましたが、女性側とは折り合いがつかなかったと聞いています」(伊東の知人)

 事態を重く見た日本サッカー協会は、代表チームからの伊東の離脱を発表した。ところが、伊東は女性側の告訴内容をまったくの事実無根として、2月1日、女性たちの「虚偽告訴」の告訴状を提出した。伊東の代理人弁護士が話す。

「性行為の『同意の有無』は争点にしていません。性被害はまったくのでっち上げで、そもそも性行為自体なかったということです。それを証明する客観的な証拠もあります」

 その1つが、性加害があったとされる時間帯の動画の存在だという。伊東の別の知人が動画内容を明かす。

「Bさんとされる女性が、サッカーのジャージー姿でベッドで寝ているものです。着衣の乱れもなく、熟睡といった様子です。

 女性たちは、ホテルに到着してすぐに伊東さんからジャージーを借りて着替えたそう。にもかかわらず、新潮の記事には《ワンピースもたくし上げられて、胸まではだけている状態だった》と書かれている。そもそも服装からして違う。ありえない状況が記事になっている、と伊東さんサイドは考えているようです」

 さらに、「性被害にあった」とされる時点より後の女性の行動にも不可解な点があると主張する。

「専属トレーナーに対して、女性側から、“ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに連れて行ってほしい”という要望があったというのです。普通、性加害の“犯人”と何時間も一緒に行動するテーマパークに行きたいなどと言うでしょうか」(前出・別の知人)

 だが、性被害にあった女性が、直後に自身の被害を認識できないことはままあるとされる。ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元テレビ局員を相手に起こした裁判(※)では、伊藤さんが事後に「お礼メール」を送っていたことが「性行為の同意の証明にはならない」とされた。「テーマパークに行きたい」というのも、性被害者が取ることがある、順応・迎合の行動だった可能性は否定できないだろう。

(※/ジャーナリストの伊藤詩織さんが、性被害を受けたと訴えて元テレビ局記者に損害賠償を求めた訴訟。2022年7月に、記者が同意なく性行為におよんだとして、約332万円の賠償を命じる判決が確定した)

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
19年ぶりに春のセンバツを優勝した横浜高校
【スーパー中学生たちの「スカウト合戦」最前線】今春センバツを制した横浜と出場を逃した大阪桐蔭の差はどこにあったのか
週刊ポスト
「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン