「えー! 元TOKIOの長瀬じゃん」、「長瀬が豆まくんだって!」。2月3日、神奈川県内にある寺院の境内に、元TOKIOの長瀬智也(45才)が登場し、周囲は一時騒然となった。居合わせた参拝者が興奮気味に振り返る。
「この日は節分で、お寺では豆まきが行われていたのですが、裃姿の男性たちの中に、ひときわスタイルのいいワイルドな風貌の男性がいたんです。背中まで伸びた長髪を青いゴムで束ねていて、立派な顎ひげも蓄えていました。どこからともなく“長瀬だ!”と声があがったことで、彼が長瀬さんだと気づいたんです。テレビで見ていた頃に比べると激変していて、すぐに長瀬さんだとは気づかないほどでした」
その寺院は天文年間(1532~1555年)にできた500年近い歴史を誇り、関東観音霊場のひとつに数えられる。
「荘厳な寺院ですが、実は長瀬さんの地元に近く、その日は友人たちと一緒に豆まき役として参加したそうです。長瀬さんサイドから、“豆まきに参加したい”という話があったと聞いています」(寺院の関係者)
2021年3月にTOKIOを脱退して事務所も退所した長瀬は、「表現者」としての活動を続けてきた。監督として映画製作に挑戦したり、趣味だったバイクや釣りに力を入れて、その様子をインスタグラムにアップするなど積極的な発信を続けてきた。
2023年2月にはバンド「Kode Talkers」を結成し、ボーカルを担当。決して大きいとは言えないライブハウスでのパフォーマンスを繰り返しながら、昨年6月にはファーストアルバムをリリースした。
「バンドメンバーは、全員が長瀬さんと長いつきあいのある友人で、ルックスも長瀬さん同様にワイルドな人ばかりです。見た目はハードな曲を歌いそうなのですが、ロックやジャズ、ファンクなど持ち歌は多岐にわたります。中でも長瀬さんが大切にしているのが、TOKIOを彷彿とさせるようなポップスなんです」(音楽関係者)
ワイルドな風貌に似つかわしくないポップスを、長瀬はなぜ重要視しているのだろうか。
「彼が小さい頃から口ずさみ、歌い続けてきたのがポップスなんです。仕事の関係でさまざまなジャンルの音楽を経験しても、原点を大切にしたいという気持ちが強いそうです。同時に、“昔からのファンを置き去りにしたくない”という思いもあるようです」(前出・音楽関係者)
容姿は激変しても以前と変わらぬ甘い歌声でポップスを歌い、豆をまいて福を招く。音楽同様、長瀬は多ジャンルで「表現」を追求し続けている。
※女性セブン2024年2月22日号