2月9日発売の「週刊ポスト」は、景気と生活の未来を検証するお金の特大号。奇妙なことに、年初から震災があり政治は機能不全に陥っているのに株価はうなぎ上り。賃上げにも期待が膨らんでいるが、この景気は本物なのか。いまや現役世代の多くが知らない1989年当時の熱狂との比較から読み解く。混乱する政治では、“あの女性”の意味深な動きが目立っている。テレビやスポーツ紙の太鼓持ち報道ではわからない球春の裏、松本なきダウンタウンの行方ほか、エンタメ情報も満載!
今週の見どころ読みどころ
◆<政界深層流>小池百合子・都知事が「9月の自民党総裁選」を狙っている
2月2日、小池氏は自民党本部と首相官邸を訪れて茂木幹事長、岸田首相と会談した。ご本人は「子育て政策の意見交換」と煙に巻いたが、永田町では「4月の衆院補選に出馬する話ではないか」とささやかれている。八王子市長選で突然、自公候補を応援し、7月に迫った都知事選への出馬を明言しないことから、自民党への電撃復党→国政復帰→初の女性総理という「女帝」のシナリオが見えてきた。
◆<内幕すべて書く>阿部・巨人でも「派閥解散」の内紛が燃え上がった!
キャンプインに野球ファンは胸を高鳴らせているが、テレビや新聞を見れば、まるで12球団すべてが優勝するかのような“いい話”ばかり。しかし、盟主・巨人には暗雲がたれこめている。もともと球団カラーとして選手同士が良くも悪くも派閥を形成して互いに切磋琢磨する伝統があるが、今年はそこに大異変が起きていた。若手の費用まで負担して仲間を集めていたエース・菅野のグループは崩壊寸前、野手の最大派閥である“坂本派”は、その坂本の後継者と期待される門脇が派閥入りを拒否して……。
◆<これで政治改革とは……>自民党副幹事長「国会中の松本式コンパ」直撃
いまも必死に派閥解消を拒否している茂木派の新谷正義・副幹事長が、国会開幕翌日に六本木の高級カラオケ店で怪しげな“異業種交流会”に参加していたことをつかんだ。男女が交互に座る“合コンスタイル”で宴会を楽しみ、深夜に上機嫌で帰宅した一部始終を詳報する。女性たちを集めたのは、議員本人いわく「異業種交流会を主催している知人」だそうだ。
◆松本人志ロスにも浜田は「ちょっとだけ一人で」……周囲は世代交代に虎視眈々
「まつもtoなかい」は「だれかtoなかい」に、「松本人志の酒のツマミになる話」は「松本人志の」を外して続行と、テレビは続々と「松本抜き」に移行している。周囲によれば、浜田雅功は松本の早期復帰を疑わない様子で、「ちょっとだけ一人で頑張るか」という様子だという。しかし、テレビ界では「この機に世代交代を」という動きが加速し、スポンサーも「ダウンタウン離れ」が見えてきた。
◆株価&地価高騰で「令和バブル」到来か……“あの時”との違いと庶民が儲けるコツ
株価と地価が急騰し、令和バブルがささやかれている。しかし、1980年代のバブルのように日本中が狂乱し、庶民の財布にもカネがあふれるといった現象はない。当時と今は何が違うのか、どう対処すればいいのか。専門家の多くは、意外にも「バブルは悪くない」と言う。その理由と景気の行方を予測した。株価急騰に乗るキーワードは「半導体」で、これから仕込む「10倍狙い銘柄」も紹介する。
◆自民党376議員「政治資金パーティーぼろ儲けランキング」一挙公開!
本誌は自民党全議員のパーティー収入と「利益率」を調べて、どれだけ儲けたかのランキングを作成した。本誌スクープ「祝う会」疑惑を国会で追及されている岸田首相は堂々の第2位。年間1億3600万円も無税で手に入れていた。専門家は「政治資金パーティー自体が脱法献金だ」として、全面禁止すべきと語った。
◆<独占>阪神・横田慎太郎の母が明かす「栄光のバックホームと連覇」
39年ぶりの日本一に輝いた昨季の阪神は、シーズン中の7月に28歳の若さで亡くなった横田外野手への想いを胸に戦った。母・まなみさんは本誌の取材に答え、闘病の様子や、日本一達成後の阪神ナインとの交流秘話、そして横田選手が最後にもらした「優勝、してほしいな」という言葉などを明かした。
◆<大反響第2弾>ルール激変を逆手に取る「家と土地のずるい相続」
前号で特集した「ずるい相続」は大きな反響を得た。それだけ相続に悩む人が多く、制度は複雑、かつ相続税の大増税が襲い掛かっている現状の深刻さが浮き彫りになった。不動産は多くの国民にとって最大の財産だが、それが相続を難しくする“負動産”になることも多い。第2弾では、家と土地の相続にフォーカスして「税務署公認のずるい相続」の手法を徹底解説する。
◆<独占>天台宗僧侶の「14年支配・性暴力」を告発した被害女性の「悲痛な日記」
天台宗の有名僧侶と大阿闍梨を告発した女性の告白。14年にわたり支配され、髪をそられたうえに性行為を強要され続けたという。なんと、インタビューに答えた女性は東日本大震災を知らなかったのである。その苦難の日々を記録した日記には悲痛な叫びが満ちていた。
◆<追憶グラフィティ>八代亜紀「15歳の原点」を発掘プレイバック
惜しまれつつ人生のステージを去った八代亜紀の若かりし晴れ姿を振り返るグラビア特集。15歳の時に地元のキャバレーで初舞台を踏み、昭和の歌姫に駆け上がるまでの足跡がカラーでよみがえる。
◆ビートたけし「桐島聡は目の敵にしていた資本主義のおかげで50年も逃げられた」
企業連続爆破事件の容疑者として半世紀にわたって逃亡を続け、自ら名乗り出てすぐに死亡した桐島容疑者について、同世代のたけしは「皮肉だ」と語った。左翼過激派として活動した桐島容疑者は、結局、その後の日本の経済発展と近代化に助けられて都会の片隅で逃げ続けることができたという見立てだ。
◆<興味津々>人気セクシー女優たちが赤裸々告白「バレンタインのエッチな体験」
日本ではバレンタインデーは恋人たちの特別な日として定着している。世の男性を魅了するセクシー女優たちにも、甘酸っぱい、そしてドキドキする体験があった。アイドル出身の五条恋をはじめ、星乃莉子、大島優香、木下凛々子、石原希望、松本菜奈実が自身の体験を語った。
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