小西成弥が芸能界に入ったきっかけは、2.5次元作品を見たことだった。
「中学生の時に事務所に所属して、先輩が出ているミュージカル『テニスの王子様』を見に行ったんです。ものすごい衝撃を受けて僕もこの舞台に出たい!と思い、オーディションを受けました」
以降はさまざまな作品を経て、現在はミュージカル『刀剣乱舞』に出演中だ。
「ミュージカル『刀剣乱舞』はいろんなことが求められる舞台。歌やダンスはもちろん、太鼓、マーチングをやったことも。そういう意味では苦労も大きい作品ですが、自分の可能性が広がっていくのも感じています」
観劇も好きで、休みができたら当日券に並んで見に行くほどの舞台ファン。
「グランドミュージカルもストレートプレイもジャンル問わず見ます。好きな作品は同じ公演を5回、6回と見ることも。2019年まで『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』で南雲鉄虎という役を演じていて、いまは別の俳優さんが同じ役をやられてるんですが。それを見に行ったときも“鉄虎が目の前にいる!”って、自然とお客さんの気持ちで楽しみました(笑い)」
【プロフィール】
小西成弥/1994年9月6日生まれ。大阪府出身。2010年に俳優デビュー。近年の主な出演作は、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(水心子正秀役)、unrato #9『Our Bad Magnet』(ゴードン役)、劇団時間制作『トータルペイン』(柿沼春叶役)、アプリゲーム『A3!』(泉田莇役)など。シリーズ最新作となるミュージカル『刀剣乱舞』〜陸奥一蓮(みちのおく ひとつはちす)〜に出演。3月10日(日)からスタートする。
取材・文/井上明日香 撮影/山越翔太郎 スタイリスト/甲斐修平 ヘアメイク/太田夢子(earch)
※女性セブン2024年2月29日・3月7日号