当時4歳の次女に毒物などを飲ませて殺害した疑いで逮捕された浅草のホテル経営者・細谷健一容疑者(43)と妻の志保容疑者(37)。
「妻は取り調べに黙秘していますが、毒物を購入していたのは志保容疑者で、主犯とみて捜査を進めている。一方、夫は犯行を否認。しかし、なぜ妻の犯行を止められなかったのか。異様にも見える夫婦の力関係に注目が集まっている」(全国紙社会部記者)
健一容疑者の親族は、「健一は志保にまったく何も言えなかった」と証言する。
「志保は常識のない人。結婚してから一度も会ったことないし、義理の父の葬式にも来なかった。親戚が、喪主だった健一に“非常識じゃないか”と言ったようだが、嫁に何も言えないみたいで親戚を避けるばかりだった」
健一容疑者と志保容疑者の関係性は、出会った当初から変わらなかったという。
「志保は接客業で働いていて、健一が客として来たのが出会いのきっかけ。志保に入れ込んで、かなりの額のお金を使っていたようだ。志保が店を辞めてから交流はなかったんだけど、たまたま街中で再会して、運命を感じた2人は一気に同棲、結婚した。父親は家業の跡継ぎである健一を溺愛していたんだけど、この結婚にだけは猛反対していた。でも譲らず、半ば駆け落ち同然でした」(同前)
2009年に入籍後、2013年に長男が生まれた。当時一家が暮らしていた千葉県流山市のアパートの近隣住民はこう口にする。
「昼夜を問わずに奥さんの『殺せ―!』という叫び声が聞こえるようになって。旦那さんに言っていたんでしょうね。喧嘩が始まると1時間以上続いていた。隣の部屋の人はうるさくて引っ越していきましたし、近隣住民も管理会社に何度もクレームを入れていた。児童相談所の人も来ていました」