芸能

【追悼】生涯独身、山本陽子さんの恋愛観「妻子ある人を好きになって、男性に対する理想像が固まっちゃった」21才年下元恋人の早すぎる別れも

(時事通信フォト)

81才で亡くなった山本陽子さん(時事通信フォト)

 女優の山本陽子さん(享年81)が2月20日、急性心不全のため亡くなった。2日には、若かりし頃に映画で共演した俳優の高橋英樹(80才)と『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。3日には自宅がある熱海市の神社で節分の豆まきに参加するなど、最後まで精力的に仕事をこなしていたという。だからこそ、突然の訃報に周囲も驚いていたようだ。

 いまから、約60年前にデビューした山本さん。高校卒業後は秘書に憧れ、証券会社で働いていたが、職場の同僚が応募した「日活ニューフェイス」に合格し、芸能界入りを果たす。しかし、同世代に浅丘ルリ子(83才)や吉永小百合(78才)といった人気スターがひしめいていたこともあり、目ぼしい役を与えられる機会に恵まれなかった。

「新人の契約期間である5年間のうちにブレークできず、早々と日活を退社しています。女優としての転機は、当時は映画より格下に見られていたテレビに活路を見出したことでした。『太陽の涙』(TBS系)では出戻り娘、『白い影』(同)では主人公を支える看護師を演じ、瞬く間にお茶の間の人気者になったのです」(映画関係者)

 山本さんも後に、「小柄だったこともあり、スクリーンよりもお茶の間のテレビの画面の方が合っていた」と振り返っている。

 1980年代には『黒革の手帖』(テレビ朝日系)でクラブのママとしてのし上がる元銀行員、『ザ・ハングマン』シリーズ(テレビ朝日系)では悪事を暴く秘密組織のリーダーを演じて、女優としての幅を広げた。テレビCMでの印象も強く、特に山本海苔店とは1967年の専属契約開始以来、57年にわたってイメージモデルを務め、ギネス記録にも認定された。

関連記事

トピックス

元皇族の眞子さんが極秘出産していたことが報じられた
《極秘出産の眞子さんと“義母”》小室圭さんの母親・佳代さんには“直接おめでたの連絡” 干渉しない嫁姑関係に関係者は「一番楽なタイプの姑と言えるかも」
NEWSポストセブン
岐阜県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年5月20日、撮影/JMPA)
《ご姉妹の“絆”》佳子さまがお召しになった「姉・眞子さんのセットアップ」、シックかつガーリーな装い
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《極秘出産が判明》小室眞子さんが夫・圭さんと“イタリア製チャイルドシート付ベビーカー”で思い描く「家族3人の新しい暮らし」
NEWSポストセブン
ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
川崎春花
女子ゴルフ“トリプルボギー不倫”で協会が男性キャディにだけ「厳罰」 別の男女トラブル発覚時に“前例”となることが避けられる内容の処分に
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日の親子スリーショット》小室眞子さん出産で圭さんが見せた“パパモード”と、“大容量マザーズバッグ”「夫婦で代わりばんこにベビーカーを押していた」
NEWSポストセブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン