芸能

【『不適切にもほどがある!』の魅力】昭和スターや歌謡曲オマージュも満載!“脚本のすべてを聞き逃したくない”から何度も見てしまう

「チョメチョメ」や昭和のスターや歌謡曲のオマージュなど小ネタが
いっぱいのドラマ『不適切にもほどがある!』に大ハマり中です!(番組のインスタグラムより)

「チョメチョメ」や昭和のスターや歌謡曲のオマージュなど小ネタが いっぱいのドラマ『不適切にもほどがある!』に大ハマり中だという山田さん(番組のインスタグラムより)

 阿部サダヲ(53才)主演、宮藤官九郎(53才)脚本のタイムスリップドラマ『不適切にもほどがある!』が話題だ。作中に登場する“昭和の小ネタ”にワクワクする視聴者も多いという。そんな『不適切にもほどがある!』の魅力について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。

 * * *

憂いのある表情にいろいろなことを思い出した

「『不適切にもほどがある!』(TBS系)はご覧になりましたか?」と数百人のかたを前に私が問うたのは、ドラマの初回オンエア翌日である1月27日に行われた学びのイベント「エンジン01 in 市原」(帝京平成大学 千葉キャンパス)の講座の1つ、「エンタメの天才とは?エンタメ業界裏話」でのことでした。

 同講座の登壇者は林真理子さん(69才)、元テレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行さん(48才)、元NHKのドラマプロデューサー・若泉久朗さん(63才)と私。“昨日の今日”だったため、お忙しいお三方は「まだ」だったのですが、なかでも佐久間さんのちょっと悔しそうな「まだです」は忘れられません。宮藤官九郎さん(53才)が書き下ろした“意識低い系タイムスリップコメディー”は、業界人として見ておかなければならない作品だということをすでにおわかりだったのだと思います。

 私ですか? 私は番宣スポットで阿部サダヲさん(53才)が口にした『トゥナイト』(テレビ朝日系・1980年開始)や、あの山城新伍さん(享年70)が生んだ「チョメチョメ」が連発された時点で絶対にリアタイすると決意。27日の朝も再度見て元気をいただいてから「エンジン01 in 市原」へと旅立ったのでした。

 今期は“おじさんドラマ”“おとうさんドラマ”が花盛りなのですが、なかでも阿部サン演じるそれは、もっとも愛すべきキャラクターであり、チャーミングでセクシーです。

 多くの俳優さんが撮影現場で対峙したとき「もっともすごい存在」「なんでも演じられる」と絶賛し、挙げるのが「阿部サダヲ」の名前。

 近年、私はドラマ『恋する母たち』(TBS系)で阿部サンが演じた「丸太郎さん」の超ポジティブさや明るさが大好きだったのですが、『不適切〜』の「小川先生」には丸太郎さんが重なります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
フジテレビの取締役候補となった元フジ女性アナの坂野尚子(坂野尚子のXより)
《フジテレビ大株主の米ファンドが指名》取締役候補となった元フジ女性アナの“華麗なる経歴” 退社後MBA取得、国内外でネイルサロンを手がけるヤリ手経営者に
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
6月にブラジルを訪問する予定の佳子さま(2025年3月、東京・千代田区。撮影/JMPA) 
佳子さま、6月のブラジル訪問で異例の「メイド募集」 現地領事館が短期採用の臨時職員を募集、“佳子さまのための増員”か 
女性セブン
〈トイレがわかりにくい〉という不満が噴出されていることがわかった(読者提供)
《大阪・関西万博》「おせーよ、誰もいねーのかよ!」「『ピーピー』音が鳴っていて…」“トイレわかりにくいトラブル”を実体験した来場者が告白【トラブル写真】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン