メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平が、日本時間の2月29日に自身のInstagramで結婚を報告。同じく日本時間3月1日には、アリゾナ州の球団施設で囲み取材を行った。
衝撃の結婚発表から約6時間後に行われた囲み取材は、10分間の短いものだった。前半は現地の記者が英語で質問し、後半は日本の記者が日本語で質問した。大谷はすべての質問に丁寧に答えたが、所々で“回答しない”という場面もあった。
お相手については「いたって普通の人というか。普通の日本人の人です」と職業や経歴、年齢などは公開しなかった大谷。入籍日についても「特に言わなくていいと思っているので」と明言せず、プロポーズの言葉も「普通に言いました。あえて言う必要はないと思いますけど」と具体的な言葉は明かさなかった。
また、結婚を決断した決め手を聞かれると、「特にこれっていうのはないというか。一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといることを想像できたんじゃないですかね」と回答。お相手のパーソナリティーが少しでもわかるような言葉は避けた。
さらに、「そもそも発表しなくてもいいのに、結婚をちゃんとアナウンスしたの理由は?」という質問には、「いちばんはみなさんがうるさいので(笑)。しなかったらしなかったでうるさいですし。今日ここで(囲み取材を)して、あとは野球に集中したいのがいちばんですね」と、マスコミを牽制する場面もあった。
記者からの質問に回答しないという展開があると、少なからずピリッとした雰囲気になりがちだが、終始和やかな雰囲気だった今回の囲み取材。ネットでは、
〈意外にちゃんと答えてくれていて、それにまずビックリしたな〉
〈記者の質問に気さくに答えながらも、入籍時期やプロポーズの言葉など詳しく話したくない事についてもサラリとイヤみなくかわせる所は感心する〉
〈多くを語らずともメディアの質問にきちんと答えて謙虚な感じが何とも素敵〉
〈これまで婚約発表時の芸能人やスポーツ関係者の時と比べてみても一番良かった〉
など、ブレることなく自らを貫いて取材を受けた大谷を絶賛するコメントが多い。
「結婚の質問に答える場としての囲み取材ではあったものの、大谷選手は“平常心”という感じでしたね。雰囲気にのまれて、余計なことを話すなんてことはまったくなかったし、すべての質問に対して自然体で答えていました。記者たちにチクリと釘を刺す場面もにこやかで、特に敵意を見せるような雰囲気もなかった。
主導権は完全に大谷選手が握っていて、余裕すら感じられる“完璧な会見”でした。まさに格の違いを見せつけた形ですね。今回の囲み取材で、また大谷選手の“凄み”が伝わりました」(ベテラン記者・以下同)