女優・入来茉里(34)が初主演のドラマ『蜜と毒』(テレビ東京系)でドロドロの不倫関係に堕ちていく人妻を熱演している。入来が演じる主人公・小坂マチコはパート勤めの主婦で、夫とは倦怠期を迎えている。そんな中、夫の不倫に気付き、ショックを受けたマチコは自身も仕事場の若手社員(柾木玲弥・28)と過ちを犯してしまうというストーリーだ。
毎回展開される激しい男女のシーンでも注目されている同作。「昼ドラよりも泥沼な展開がクセになる」と言うのは同作のチェックを欠かさないという30代の主婦だ。
「最初はよくある夫婦のダブル不倫ものかと思っていたら、お互いの不倫相手の狂気がすごい。夫の相手がマチコを呼び出したと思ったら、自分のスカートをまくり上げ、太腿に貼り付けた夫とのツーショット写真を見せつけたり、マチコのお相手の若手社員は、爽やかなイケメンでありながらも彼女への執着がものすごく、『これは復讐だよ』と言いながら執拗に嫌がらせを仕掛けてくる。サスペンスを謳った同作ですが、もはやホラーです」
本誌・週刊ポストはそんな話題作の“緊迫のロケ現場”に遭遇していた。昨年11月下旬の夜、都内の公園で撮影をするロケ隊を発見。入来と不倫相手を演じる柾木がベンチに腰掛け、話をするシーンを撮影していた。居合わせた男性はこう話す。
「2人は向かい合ったり、並んでみたりとシチュエーションを細かく変えて撮っていたのですが、印象的だったのは、入来さんです。カメラが回っているときにはまさに悩める不倫妻といったアンニュイな表情を浮かべているのですが、カットがかかると、一気に場がパッと明るくなるような柔らかい笑顔を見せるのです。
そのオンとオフの切り替えに『女優ってすごいなぁ』と感じ入りましたね。緊迫した場面を撮っていたようですが、入来さんが場を和ませていたおかげで、撮影はピリピリせずに順調に進んでいたように見えました」