「演技が久しぶりなので、どんどん教えてください」。そう声を張り上げ、ペコリと頭を下げる──殊勝な態度に、以前の彼を知っている人たちは面食らった。かつては「生意気」「自己中」のヤンチャキャラと言われた元KAT-TUNの赤西仁(39才)は、意外な変貌を遂げ、“復帰”を果たす。
現在、赤西はNetflixオリジナルドラマの撮影に臨もうとしている。クランクインを控えた2月下旬、都内のイタリアンで、出演者やスタッフを交えた決起会が行われた。冒頭の赤西の様子は、その会でのワンシーンだ。乾杯の音頭を取ったのは、共演する小栗旬(41才)。
「山田孝之さん(40才)や錦戸亮さん(39才)を交えてプライベートでの親交はありましたが、2人は今回が初共演。小栗さんはスタッフらに、“常識にとらわれずに、自由に作りたい”と話しており、そんな小栗さんの様子に、赤西さんは“楽しみでドキドキする!”とテンションが上がっていました。
赤西さんは宴会中に、突然持参した“謎の液体”をグビグビ飲み始めて周囲を驚かせていました。どうやら薬膳系のお酒のようで、小栗さんにもすすめていましたよ。かなり盛り上がりましたが、誰かが悪酔いしたりすることもなく、スマートな会でした」(ドラマ関係者)
2014年2月にジャニーズ事務所を退所後、アーティスト活動を最優先にしてきた赤西は、日本のドラマへの出演は2007年の『有閑倶楽部』(日本テレビ系)以来17年ぶりとなる。2011年に全米でシングルデビューをして以降は、2013年のアメリカ製作映画『47RONIN』に出演するなど、活動の拠点は海外にあった。
だが、昨年末に黒木メイサ(35才)と離婚し、同時期に『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で約10年ぶりに地上波バラエティーに出演。今後は、日本での活動に本腰を入れていくとみられている。
「久しぶりのドラマの現場ですから、赤西さんとしても緊張があるんでしょう。それにしても、20人ほどの出席者一人ひとりに、丁寧に挨拶して、アドバイスをもらっていた姿には驚きましたね。
独立後は“年収数億円”と報じられ、公私共に順調だった彼もコロナ禍や離婚を経験し、さらに貪欲に成長しようとしているのでしょう。ドラマを成功させたいという思いは本物のようで、お店にかなり早く到着して、ほかの参加者の到着をいまかいまかと待っていたそうです」(前出・ドラマ関係者)
ドラマは全世界配信を予定している。赤西も小栗も、ハリウッドに挑戦した経験を持つ。相当な覚悟をもって臨もうとしている。
※女性セブン2024年3月21日号