ライフ

おばたのお兄さんが語る、山崎夕貴アナとの二人三脚での「不妊検査」「夫婦のコミュニケーションの大切さ」 『不妊男子』著者は「不妊治療は、皆が幸せになれる仕組みを」

おばたのお兄さんが不妊治療の経験を語ってくれた(左は山崎夕貴アナ。提供写真)

おばたのお兄さんが不妊治療の経験を語ってくれた(左は山崎夕貴アナ。提供写真)

 2022年4月に前首相の菅義偉がかねてより公言していた、不妊治療の保険適用が開始された。それまでは、不妊原因のための検査や症状の治療のみに保険が適用されており、体外受精などの不妊治療は保険適用範囲外だった。これは当事者・関係者による長年の「声」が実現した大きな制度改革だったとも言える一方、夫婦間における「不妊治療」というものに対する「温度感」という問題が、依然として存在している。

「夫婦で不妊治療を進めていく上で、精子検査を受けることに何も抵抗はありませんでした」

 そう語るのは、夫婦での不妊治療を経て、2023年8月に無事に妻・山崎夕貴さん(フジテレビアナウンサー)が第一子を出産したお笑い芸人・おばたのお兄さんだ。

「しかし精子検査の結果、自分の精子は全然数が少ないことが判明しました。正直自分は健康や体力には自信がありましたから、かなり衝撃でした」(おばたのお兄さん)

 一般的に、世の男性は自分の不妊検査(精子検査)を行うことについて、女性よりも抵抗がある人がかなり多いと言われている。しかし──

妊活に大切なのは「男のプライド」ではない

「確かに精子検査の結果は衝撃でしたが、すぐに切り替えて考えたのは“じゃあどうしたら良いか?”でした。妻ともじっくり話し合い、どうしたら精子の数を増やすことができるかを調べ始めました。そもそも“妊活”において最も大切なのは、男のプライドとかじゃなくて、あくまで“どうしたら子供ができるか”だと思うんです」(おばたのお兄さん)

 実際「不妊」の約半数は男性に原因があることが研究によって分かっている。しかし、おばたのお兄さんが不妊治療について、様々な発信を行なっているYouTubeにおいて、反応があるのは、圧倒的に女性が多いという。

「出産というのは、物理的には女性が自らのお腹で産むもの。だから男性は、気づかないうちに“他人事感”が生まれてしまうのかもしれません。それはもちろん自分にも当てはまることだと思います。だからこそ思うのは、妊活や子育てにおいては、妻と自分は絶対に二人三脚であるべきということで、何よりそれが“子供のため”だから。もちろん、この二人三脚という形は世の中の夫婦によって、異なるものだと思います。なので夫婦が納得するためのコミュニケーションをどれだけ図れるかではないでしょうか」(同前)

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン