電撃結婚を発表したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(29才)。「いたって普通の人」と語ったそのお相手は、2才年下の元バスケットボール選手のA子さんだという。有名私立大学で選手として活躍し、実業団に入団。日本代表候補にも選ばれたこともある実力者だが、2023年に現役を引退している。
これから大谷とA子さんとの結婚生活が始まるわけだが、A子さんを待ち受けるのは、“野球選手の妻”としての重圧だ。
「球界では古くから、結婚後に選手の調子が良くなると“妻のおかげ”と言われ、調子が悪くなると“妻のせい”とされることが多い。たとえば、選手の食生活は妻がサポートすべきだという声もあり、実際に結婚するにあたって、栄養関係の資格を取る選手の妻もいます。
アスリートに限らず、どんな仕事をする人であっても、家族のサポートが良い影響を与えるのは間違いないですが、とにかく調子が悪くなったときに何かと“妻のせい”にされてしまいがちなのが、野球界なんですよね。それこそ栄養面であれば、妻がサポートするよりもその道のプロフェッショナルに頼んだほうがいいかもしれない。あるいは、家族と離れて単身赴任で活躍する選手もいます。いろいろなケースがあるにも関わらず、なんでもかんでも“妻のせい”にされるのは、本人にとっては重圧になるでしょう」(スポーツライター・以下同)
最近はスポーツニュースだけでなく、ワイドショーでも頻繁に大谷の一挙手一投足を報じている。
「オープン戦の成績を逐一ワイドショーで報じるというのは、なかなかの過熱ぶりです。それだけ世間から注目されているということではありますが、ちょっとヒットが出ないだけで『大丈夫か?』などと過剰に反応されやすい。そのたびに結婚との関連性が指摘されるのは、なかなかつらいものがあると思います。A子さんにかかるプレッシャーは、普通の野球選手の妻の何倍にもなるかもしれません」
特にA子さんにプレッシャーをかける存在となりそうなのが、球界OBたちだという。
「いろいろな夫婦の形があって当たり前の時代なので、選手の調子を“妻のせい”にするという考え方は徐々に過去のものになりつつあるのも事実。メディア側からこういった論調が出てくることは、以前に比べればかなり減っているはずです。
しかし、最近ではかつての名選手たちがYouTubeなどで自由な意見を発信する機会も多く、そういった場で“昭和の野球観”が披露されるケースもあります。野球関係者であれば誰もがが大谷選手に関して言及するでしょうし、そのなかで球界OBが大谷選手の調子について“妻のせい”と発言する可能性は充分ある。そういった“放言”がニュースになることもあるだろうし、同調する視聴者もいるでしょう。その結果、過剰な“内助の功”を求められてしまうという展開はありそうですね」