ヘッドロックの体勢に
トラブルは2022年10月9日の試食会イベントで起きたもの。会場となった市内の旅館駐車場でのイベントが終わる直前、司会役だったA市議が白鵬米を販売する企業のB氏から殴り掛かられ、最終的にヘッドロックの体勢になったというもの。告発文ではA市議が「私は家族の目の前だったので、反撃せず、耐えた」「イベントに来ていた総合支援学校の子どもさんは怖がって泣いていた」と綴られている。
当日、現場に居合わせた地元企業の社長に話を聞くと、「トラブルがあり、A市議がヘッドロックされたというのは事実」としてこう続けた。
「それには前段がある。この時のイベント以外の場でも、宮城野親方との記念写真やサインは禁止という約束だった。その約束がありながらA市議が支援者らに対して記念写真を許可するなどしていたため、それに怒りを覚えた販売会社のB氏がすごい剣幕で抗議をした。私は慌てて止めました。エキサイトしてヘッドロックするようなかたちになったが、バックヤードだったこともあり、子供たちが怖がって泣くようなことはなかったと思います」
この地元企業社長はA市議と販売会社のB氏を結び付けた人物で、白鵬米の地元生産者も紹介している人物。B氏とは同じ高校の柔道部出身の同級生で、旧知の仲だという。
別のイベント参加者は、当日の宮城野親方の様子について、「きちんとファン対応をしていた。裏方のトラブルには関わっている様子はなかった」と証言した。