注目度では及ばなくても、ファッションセンスでは上だったかもしれない。韓国で行われる開幕シリーズに向け、ドジャースの選手たちが15日に韓国・仁川空港に到着。大谷翔平(29才)が新婚の妻と初めて公の場に登場し、無数のカメラのフラッシュを浴びたが、山本由伸(25才)のファッションも話題となっている。
山本は、ドジャースカラーの青のバッグを持って韓国に上陸。そのバッグは超高級ブランド・エルメスのバーキンのもの。ジャージー姿に推定約400万円のバッグを合わせるスタイルに、ネットには驚きの声が寄せられた。
「山本のおしゃれ好きはファンの間では有名で、ドジャースの入団会見にはド派手なスーツに超高級ブランドのベルトや時計を着用して登場。プライベートでもハイブランドの時計や洋服を身につけている様子がたびたび目撃されています。ドジャースのキャンプ地入りした日は、シックな黒の上下にサングラスをかけた姿で登場。球団が写真をSNSにアップすると、“ロックスターのようだ”と話題になりました」(スポーツ担当記者)
スポーツ選手はユニフォームが正装だが、プライベートでもファンを魅了するのは超一流の証。しかし、野球選手がここに辿り着くまでには長い時間を要した。
「今でこそ、モデルのようにオシャレなプロ野球選手は少なくありませんが、かつてプロ野球選手といえば、バッグはルイ・ヴィトンで、パンチパーマに金のネックレスが当たり前。セカンドバッグを小脇に抱えた姿は任侠映画さながらで、威圧感抜群でした。平成に入ると、ブランドもののスーツを着こなす選手も現れ始めましたが、おしなべてファッションセンスは今ひとつ。ただ、こういった傾向には同情の余地があります。
野球としばしば対比されるサッカーは概してオシャレで、Jリーグ黎明期から活躍する三浦知良に代表されるように、ある程度オシャレに気を配るのが常識。現在の日本代表のファッションを見ても、いかにもスタイリッシュです。
しかし野球界は規律が厳しく、高校球児は今でも丸刈り頭がスタンダード。プロでもいまだに金髪や長髪は眉をひそめられます。サッカー界ではオシャレは好意的に受け止められますが、野球界ではオシャレに気を使うと“チャラチャラしている”と言われ、成績が下がれば叩かれる理由にもなる。これは良い・悪いの問題ではなく、文化の違いと言うしかないでしょう」(フリーのスポーツライター)