国内
2024.03.19 16:00
NEWSポストセブン
【情報公開請求】税務署職員の懲戒処分144件を調査 カネに関する不祥事が続々「虚偽の確定申告」「不正受給」「勤務中FX15000回」で処分も
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「盗撮」での処分説明書。清水雄策仙台国税局長名で処分が下されている
国税局やその管区内税務署職員らが虚偽の確定申告や無申告、不正受給などを行っていたことが明らかに
東京国税局の管区内の税務署上席国税徴収官に2023年に下された、所得税還付を不当に多く受けたことに関する処分説明書
不当な還付によって徴収官は「免職」となった
札幌国税局管内では、勤務時間中にFX 取引、暗号資産取引及び株式取引を行っていたとして停職1か月の懲戒処分となった
暗号資産取引も行い資産を殖やそうとしたようだが、136回の預金取引を行っている……何回が入金だったのか、利益は出たのだろうか……「正当な理由なく勤務を欠いた」こととの関係は…
FX取引を1万5164回行い札幌国税局長(当時)の田島伸二氏に処分された。国家公務員法の「信用失墜行為の禁止」や同法の「職務に専念する義務」の規定に違反していたようだ
「訓告」が行われたことを示す、ほぼ黒塗りの開示文書
3003回というFX取引の回数。スキャルピングだろうか
3か月にわたる2割減給の懲戒処分
名古屋国税局職員または同局管区内の税務署職員に2023年に下された、セクハラに関する処分説明書。「同意なく」何を行ったのだろうか
処分
痴漢で事情聴取を受け、処分対象になった国税局管区内の職員もいる
逮捕・起訴などはされていないものの、性犯罪すれすれとみなされたためか、「減給3月間俸給の月額の10分の1」に
高松国税局管区内では動画撮影ストーカー行為も処分
国家公務員は国、つまり国民に奉仕する立場だと規定されている。「官職の信用を著しく失墜させる」のが問題だというのもわかるが……