ライフ

柔道整復師・酒井慎太郎先生と風吹ケイの「3分体操」 首・肩のトラブル改善を目指す「肩開き体操」

「姿勢が悪いと若年層でもなるそうです」

「姿勢が悪いと若年層でも肩関節周囲炎になるそうです」

「さかいクリニックグループ」の代表で、“ゴッドハンド”の異名を持つ柔道整復師・酒井慎太郎先生の指導のもと、「筋トレ」を趣味にするグラビアアイドルの風吹ケイさんが実践する「健康寿命を100歳まで伸ばす3分体操」。今回は、首・肩のトラブル改善を目指すために「肩開き体操」を実践します。

 40代・50代を中心に多発する「四十肩・五十肩」(肩関節周囲炎)は、肩関節の強い痛みとともに腕が上がらなくなったり、後ろに回らなくなったりと運動制限が起こります。自然に治ることが多いものの、人によっては回復まで1年程かかり、肩の可動域が元に戻らないことも。

 そうならないためにも、痛みが落ち着いたら、日常動作やストレッチで肩関節を積極的に動かすことが大切です。動かしづらい場合は、入浴中に浴槽内に座り、温めながら「その2」(後述)を行なうとよいでしょう。

 以下に、「肩開き体操」の正しいやり方を、風吹ケイさんの実演写真とともに、紹介します。

【その1】片手バージョン

 壁の近くに立ち、肩に痛みや動かしづらさのある側の腕を壁に向けてまっすぐ伸ばし、手のひらを逆さにして壁にあてる。そのまま肩を前方に出して開き、30秒~1分キープ。

壁の近くに立ち、肩に痛みや動かしづらさのある側の腕を壁に向けてまっすぐ伸ばし、手のひらを逆さにして壁にあてる。そのまま肩を前方に出して開き、30秒~1分キープ

壁の近くに立ち、肩に痛みや動かしづらさのある側の腕を壁に向けてまっすぐ伸ばし、手のひらを逆さにして壁にあてる。そのまま肩を前方に出して開き、30秒~1分キープ

【その2】両手バージョン

 肩幅くらいに脚を開いて立ち、背筋を伸ばして両手を背中側で組み、腕を伸ばしてできる限り上げる。この時に上体が前方に倒れると効果がないので要注意。

肩幅くらいに脚を開いて立ち、背筋を伸ばして両手を背中側で組み、腕を伸ばしてできる限り上げる。この時に上体が前方に倒れると効果がないので要注意

肩幅くらいに脚を開いて立ち、背筋を伸ばして両手を背中側で組み、腕を伸ばしてできる限り上げる。この時に上体が前方に倒れると効果がないので要注意

【上級編(肩関節が比較的動く場合)】

背の低いイスを用意。イスの背の前に立ち、背中側で組んだ両手をイスの背にひっかけてしゃがむ。

背の低いイスを用意。イスの背の前に立ち、背中側で組んだ両手をイスの背にひっかけてしゃがむ

背の低いイスを用意。イスの背の前に立ち、背中側で組んだ両手をイスの背にひっかけてしゃがむ

「姿勢が悪いと若年層でもなるそうです」とアドバイスしてくれた風吹ケイさんが実践している動画はYouTubeで公開中(https://youtu.be/wr2Xiww0QyU)。

【プロフィール】
酒井慎太郎(さかい・しんたろう)/東京都北区王子の「さかいクリニックグループ」代表。千葉ロッテマリーンズアカデミー元公式メディカルアドバイザー。柔道整復師。全国からの難治の腰痛や膝痛の施術を行なっている。海外講演も行ないYouTubeチャンネルも開設、著書100冊以上。

風吹ケイ(ふぶき・けい)/1999年4月5日生まれ、大阪府出身。B105・W63・H95。趣味はサウナと筋トレ。最新情報は公式X(@kei_fubuki_)、Instagram(@kei_fubuki_)。小学館よりデジタル写真集『風吹ケイ 愛の息吹』、1st写真集『幕開』が発売中。

撮影/下城英悟

※週刊ポスト2024年3月29日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
警視庁が押収した車両=9日、東京都江東区(時事通信フォト)
《”アルヴェル”が人気》盗難車のナンバープレート付け替えで整備会社の社長逮捕 違法な「ニコイチ」高級改造車を買い求める人たちの事情
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン