今季からドジャースに移籍した大谷翔平(29)が、3月20日のパドレスとの開幕戦で移籍後初打点を記録し、大きな盛り上がりを見せた直後、衝撃の一報が報じられた。渡米後の大谷を通訳として支えてきた水原一平氏(39)がドジャースから解雇されたのだ。米メディアでは、水原氏が違法なブックメーカーでの賭けで借金を作り、大谷の資金がその業者に送金されたこと、大谷が「大規模な窃盗」の被害に遭ったという告発が大谷の代理人からなされたことなどが報じられている。
米スポーツ専門局ESPNの報道によれば、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が賭博業者に送金されたとしている。スポーツ紙デスクが言う。
「ESPNは開幕戦前日にあたる19日火曜の夜、この問題をめぐって水原通訳に90分間のインタビューをしています。そこで水原氏は、自らがスポーツ賭博で借金をして、その補填を大谷にしてもらっていた経緯を詳細に明かしたといいます。ただ、ESPNが記事化を進めている最中の翌20日になって、大谷の広報担当者が水原氏の説明を否定し、代理人弁護士によって『大谷は大規模な窃盗の被害に遭った』という声明が出されたのです」
20日には韓国でパドレスとの開幕戦が行なわれ、ベンチでは大谷と談笑する水原氏の姿も見られた。いつも通りの光景の裏では、米メディアによる賭博問題取材が進められていたわけだ。