狂言師の野村萬斎(57)が、4月期の日曜劇場『アンチヒーロー』に出演することが発表された。同作は長谷川博己が演じる主人公が「殺人犯でも無罪にする」ダークな物語。萬斎は長谷川と対峙する検事正役で、日曜劇場を含めTBSの連続ドラマは初出演となる。この配役に一部のTBS局員がザワついたという。
「萬斎さんの娘さん、野村彩也子アナ(26)です。彼女がいまちょっと局内で微妙な立場なので、このタイミングで父親がうちのドラマ出るんだ……っていう」(TBS関係者)
野村アナは2020年に慶應義塾大学を卒業後、TBSに入社。1年目から『あさチャン!』 『ひるおび』を担当し、2年目にはテレビ、ラジオを合わせてレギュラー10本を抱える売れっ子に。
だが、2023年に入るとレギュラー番組を続々と降板。同年秋には担当番組がゼロになる事態に。別のTBS関係者が言う。
「原因は度重なる遅刻によるものとされています。入社当初から時間にルーズだとは言われていて、とくに朝が苦手らしいんです。過去に『あさチャン!』を担当していた際は、出番ぎりぎりにスタジオ入りすることも珍しくなく、番組スタッフはひやひやしていました。スタッフが携帯に電話しても連絡がつかないこともあり、“彼女に重要な番組を任せるのは怖い”という声は日増しに大きくなっていきました」
「父娘共演で番宣」できればよかったけれど…
2024年4月1日現在、TBSアナウンサーの公式HPによれば、野村アナの担当番組は空欄になっている。X(旧Twitter)とInstagramの更新も昨年8月で止まっており、近況はうかがい知れない。そこにきての、父・萬斎のTBSドラマ出演である。
「ドラマのスタッフも“娘さんの話題を出していいのか”とドギマギしていました。本来なら情報番組の番宣で萬斎さんが出て、父娘共演なんてことで話題作りができたかもしれないのですが、いまはとてもそういう空気ではなくて……」
過去、野村アナは自身の番組を父親が見ていることを明かし、こんなエピソードを披露していた。
〈毎日、父からLINEでアドバイスが送られてきます。「今日の声のトーン良かったよ」、「フリップを持つ手はこの角度のほうがいいよ」など、話し方だけではなく、演出的な目線で角度やタイミングなども指摘してくれます。一番細かくアドバイスしてくれているのは父かもしれません(笑)〉(『マイナビニュース』2020年10月30日)
アドバイスどころか娘の出演番組すらなくなったいま、萬斎の胸中はいかに。