スポーツ

《妻と愛犬と一緒に姿を消した》水原一平氏の行方に「韓国からフェリーで第三国へ」「北海道経由でアメリカ」と錯綜する情報、「命の危険を察知」説も

(時事通信フォト)

水原一平氏の違法賭博スキャンダル以来、いまひとつ調子が上がらない(時事通信フォト)

 全米を揺るがした大谷翔平(29才)の盟友の違法賭博スキャンダルから2週間あまり。事態はいまだに収束の気配を見せないどころか、渦中の水原一平氏(39才)の周辺では不穏な情報も飛び交っている。新たな捜査機関も乗り出した一大スキャンダルの次なる展開は──。

「韓国からアメリカに戻った直後は、13打席連続ノーヒットと結果が出ませんでしたが、どうも体調を崩していたようです。本人は『時差ぼけもあった』と言っていましたが、やはり、水原さんの件でショックを受けていたのでしょう。番記者たちは、“ショーヘイも人の子だった”と笑っていたけど、この騒動、周囲が思っている以上に深刻になっています……」(在米ジャーナリスト)

 大谷翔平にとって、野球に集中しづらい状況が続いている。元通訳の水原一平氏が違法なブックメーカーに約450万ドル(約6億8000万円)ものギャンブルの負債を抱え、大谷の口座から送金していた事件は、あまりに衝撃的だった。

 大谷自身が3月26日(日本時間)、記者会見を開き、初めて自分の言葉で経緯を説明したことで、ファンやマスコミから一定の理解を得るという効果はあった。だが、捜査自体はどんどん混迷を深めている。これまで、この違法賭博をめぐるスキャンダルについては、FBI(連邦捜査局)やIRS(内国歳入庁)という捜査・行政機関が動いていると伝えられてきたが、新たに“第三の機関”まで登場したのだ。

「2001年9月11日の同時多発テロを受けて誕生した、国土安全保障省(DHS)という新しい捜査機関です。テロ対策を軸に、アメリカはもちろん同盟国への脅威を取り除くことを目的としています。100か所近い国や地域に拠点があり、海外に駐留する捜査機関としてはアメリカ最大の組織です」(前出・在米ジャーナリスト)

 なぜこんな仰々しい機関が捜査に乗り出したかというと、DHSは「マネーロンダリング」も監視しており、テロ組織などの資金源につながりかねない違法賭博も取り締まりの対象としているからだ。

「当初はFBIが違法賭博の胴元であるマシュー・ボウヤー氏を捜査していると伝えられてきました。DHSが乗り出してきたということは、ボウヤー氏の背後に国際テロ組織のような“巨悪”がいる可能性が疑われているということです。水原氏が大谷選手から奪った大金は、ブラックマネーとして裏社会に流れていた可能性があるのです」(現地特派員)

 現地では、水原氏は大谷の口座から送金した約7億円以外にも借金があったと報じられている。

「DHSはIRSと連携しながら、水原氏の捜査を進めているようです。IRSは2021年から2023年の間に、違法ギャンブルを100件以上調査し、そのうち89件が起訴されました。起訴された事件の有罪判決率は96%であり、水原氏も何らかの罪に問われる可能性が高いでしょう」(前出・現地特派員)

関連記事

トピックス

同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
入場するとすぐに大屋根リングが(時事通信フォト)
興味がない自分が「万博に行ってきた!」という話にどう反応するか
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン