芸能

渡辺美奈代、高校時代に起きた不思議な事件「ラジオで早起きが辛いと話したらある朝、家の前にバス停が移動」、熱狂的なファンの仕業か

渡辺美奈代が高校時代の思い出を振り返る

渡辺美奈代が高校時代の思い出を振り返る

 誰しも1度や2度は「あの子が同じクラスだったら……」と夢想した経験があるだろうが、憧れのアイドルにも学生時代はある。渡辺美奈代は1986年に堀越高等学校に入学。当時の熱狂的なファンの思い出を語る。

 * * *
 入学して約1か月後に林間学校がありました。その頃、本当に忙しくて、必要な物を買いに行く余裕がなかったんです。そしたら、(デビュー前の)酒井法子ちゃんが「代わりに買ってきてあげる」と全て揃えてくれました。

 おニャン子クラブには「学校と仕事を両立させる」というルールがあり、成績も見せなければならなくて、赤点はもってのほかでした。なので、テスト前には同級生の西村知美ちゃんと家で一緒に勉強しましたね。事務所の方からは「可能な時は30分早く学校に行って自習しなさい」と言われてました。それを積み重ねると、単位がもらえたんです。

 いつ仕事が忙しくなるかわからないので、毎朝7時半に登校していました。ラジオ番組で「早起きは辛いから、バス停が家の前にあったらいいのになぁー」と冗談を言ったんです。すると数日後、家の前にバス停の標識が移動されていました。そうすれば、ここにバスが停まると考えたんでしょうね(笑)。ファンの方が「ラクしてもらいたい」という熱い想いで運んでくれたんだと思います。

 その頃は住所も電話番号もバレていたので不思議に思い、着信があった際に勇気を振り絞って聞いてみたら「フジテレビの前で1万円で情報を売ってる人がいる」ということがわかりました。日本武道館でのデビューイベント中に事務所の方々が引っ越しをしてくれた時も、私が初めて新しいマンションに帰ってみると、既に何人ものファンの方が待ちかまえていました。どうやって見つけられたのかいまだに謎です。

 卒業式は、前日から知美ちゃんが私の家に泊まり、朝一緒に行く予定でした。そしたら、迎えに来るはずのスタッフが寝坊。慌てて2人でタクシーに乗って、ギリギリ卒業式に間に合ったことが今でも懐かしい思い出です。おニャン子以外の友達もできて、堀越に通って本当に良かったです。

【プロフィール】
渡辺美奈代(わたなべ・みなよ)/稲沢女子高校1年の1985年11月、おニャン子クラブ加入。4月に堀越高校へ。ソロデビューから5作連続オリコン初登場1位の記録を樹立。

取材・文/岡野誠

※週刊ポスト2024年4月12・19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

およそ揉め事を起こしそうにない普通の人たちがカスハラの主役になっている(写真提供/イメージマート)
《”店員なんて赤の他人”的な行為が横行》条例施行から2か月、減らないカスハラの実態 都内のコンビニ店員が告白「現役世代のサラリーマンが…」品出し中に激突、年齢確認にブチ切れ、箸に”要らねえよ”
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《親子スリーショットの幸せな日々》小室眞子さんは「コーヒー1杯470円」“インスタ映え”カフェでマカロンをたびたび購入 “小室圭さんの年収4000万円”でも堅実なライフスタイル
NEWSポストセブン
宮城野親方
何が元横綱・白鵬を「退職」に追い込んだのか 一門内の親しい親方からも距離置かれ、協会内で孤立 「八角理事長は“辞めたい者は辞めればいい”で退職届受理の方向へ」
NEWSポストセブン
元女子バレーボール日本代表の木村沙織(Instagramより)
《“水着姿”公開の自由奔放なSNSで話題》結婚9年目の夫とラブラブ生活の元バレーボール選手の木村沙織、新ビジネスも好調「愛息とのランチに同行した身長20センチ差妹」の家族愛
NEWSポストセブン
常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン