石けん作り、飛行機整備、地下放水路、水戸納豆…東日本の工場見学スポット4選 普段は立ち入れない場所で体験する「非日常」
くみ上げ前の泡を取り除く作業
釜焚き製法では、加熱した天然油脂に苛性ソーダを入れて鹸化反応を起こし、石けんをつくる。気温や湿度で反応熱が変わるため、職人の“瞬間的な判断”が重要。なめらかに焚き上がった石けん素地をくみ上げる。ここまで約100時間。この後、枠に流し込んで固め、乾燥熟成させたら完成となる(松山油脂 墨田工場)
同社初の自社ブランド「Mマークシリーズ」。「無添加せっけん」から始まり、いまではスキンケア、ボディケア、ヘアケアと製品が広がっている
ボディソープやハンドソープの充填ライン
見学終了後は、山神果樹薬草園特製コーディアル*のドリンクが提供され、石けん(非売品)のおみやげがもらえる(*コーディアルとは、季節のフルーツを砂糖に漬け込んだ濃縮シロップのこと)
滑走路に隣接するM2格納庫は、最大6機が収容できる大きさ
ここでは日常のメンテナンスや急を要する点検が365日休まず行われている。眼前に広がる滑走路から悠然と飛び立つ飛行機の姿は、空港の窓越しに見るのとはまったく違う迫力。見学者一同、説明を聞くのも忘れて目を奪われてしまう
ミュージアムコーナーにて。1951年、JAL設立第1号の制服
M2格納庫では、機体を間近に見ながら主要部品の説明や機種の見分け方などの説明を受ける
長期メンテナンスを担うM1格納庫ではエンジン部分の整備中
「パイロットや客室乗務員の制服体験も人気ですよ」とスタッフに促され、記者もその気になってパチリ!
滑走路を想起させるミュージアムの入り口
水の勢いを弱め、安全に排水するための調圧水槽。テレビで紹介されると「パルテノン神殿のよう」と話題に。緊急時の急激な水圧変化に耐えるべく、重さ500tの柱59本で支える
第1立坑内の作業用通路を進む見学者。足がすくむ高さだが、ハーネスを付けているので安全だ
「国土交通省の名が入ったヘルメットも貴重なので、ぜひ記念写真を撮ってくださいね」(地下神殿コンシェルジュ談)
のステッカーのおみやげ付き
蒸した大豆を攪拌。この後、納豆菌を振りかけ、パック詰めした後に発酵室へ
人の手で丁寧に藁詰めを行う。ほとんどの藁苞納豆は、水戸市内のみで販売される
納豆愛あふれる5代目店主の笹沼寛さん。納豆文化伝承のため、展示館を開館した