現在、デビュー25周年イヤー真っ只中の鈴木亜美(42)と、今年9月に25周年を迎える後藤真希(38)。アイドル時代は「会話を禁止されていた」頃もあったという2人が、今では互いの好みや変化も感じられるような近い関係に。
この4月から、トークイベントツアー「鈴木亜美&後藤真希 25th Anniversary Talk Show ~鈴木と後藤のふたり旅~」も全国5都市で開催中。ソロとグループ、デビューした年齢も、生き方も違う2人がそれぞれから見た25年の変化と10年後の将来を語った。【前後編の後編。前編から読む】
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──近年では、ライブイベントやYouTubeでコラボを行うなど、ご一緒に活動することも増えていますね。
後藤「コラボをするようになったのは、マネージャーさんが同じになったのがきっかけですね。それまでも、『a-nation』(編注:エイベックスが開催していた夏の野外ライブイベント)などで会って、普通におしゃべりをすることはあったけど、今ほど近い存在ではなかったと思う」
鈴木「そのマネージャーさんも女性で、彼女にも家庭があって子どももいて、私たちの環境をよく理解してくれている。もちろん、2人の性格も分かっているので、『絶対に気が合うし、ファン層も近いだろうから』と、コラボを勧めてくれたんです」
──デビューから25年、年齢だけでなく活動への向き合い方にも、それぞれに変化があると思います。より近い関係になって、お互いの変化を感じることはありますか。
鈴木「真希ちゃんは、きっといろいろな部分で楽になったんじゃないかな。中学2年生で、すでに活躍しているグループのなかに放り込まれ、いきなりステージに立たされるわけですから、そのプレッシャーは相当なものだったはず。そういった重圧や背負わされた責任に耐え、乗り越えてきたからこそ、今があるんだと思う。最近の真希ちゃんからは、あの頃にはない、ゆったりとした空気を感じる。自分のペースで、楽しんでやれているんじゃないかな」
後藤「やっぱり、当時は子どもだったから、『とりあえず、言われたことをやらなきゃ』みたいな感じでがんばってやっていたけど、プレッシャーやストレスで体調を崩すこともあった。もちろん、ソロでも大変なことはたくさんあるけど、自分で考えて自分のペースでできることも確実に増えたので、亜美ちゃんが言うように楽にはなりましたよね」