国内

天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も

被災者に歩み寄り直接交流をされた天皇陛下と雅子さま

被災者に歩み寄り直接交流をされた天皇陛下と雅子さま(写真/共同通信社)

「雅子も私も思い出深く思ってきた地域」──2月の誕生日会見で天皇陛下がそう話された石川・能登地方。4月12日、天皇皇后両陛下は3月のご訪問に続き2度目のご訪問をされ、能登・穴水の両被災地を見舞われた。終わることのない、被災者に寄り添う温かいまなざしを振り返ります。

 能登空港に到着されると、自衛隊のヘリで穴水町へ。地震によって半数以上の店舗が半壊するなどの被害があった商店街を視察された。

 臨時のヘリポートとなった穴水港の「あすなろ広場」では、土砂崩れで16人が犠牲となった対岸の由比ヶ丘地区の説明を鎮痛な面持ちでお聞きになっていた。

 能登町へ入られると、津波の被害が大きかった白丸地区をご訪問。家屋の倒壊した現場に向かって深く黙祷を捧げられた。

 避難所の住民をはじめ被災者に自ら歩み寄り、直接の交流をされていた両陛下。写真の能登町立松波中学校では、膝を曲げ視線を合わせてお話しされる姿もあった。交流した住民の中には涙を浮かべる人もいたという。

 白丸地区で大森凡世町長から説明を受けられるご様子。両陛下は被害状況や避難者の数などを強く気にかけられていたそうで、町長は「出迎えた沿道の人たちがとてもうれしそうな顔をしていて、私も明るい気持ちになりました」と話した。

※女性セブン2024年5月2日号

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト