国内
2024.04.21 10:58
NEWSポストセブン
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん》“大人も子どもを区別しない”作品通じて伝え続けた想い「止められない大人の欲望」危惧した子どもたちの将来
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95歳で亡くなった宗田先生
『ぼくらの七日間戦争』で日本アカデミー賞新人賞を受賞した宮沢りえ
シリーズの累計発行部数は 2000万部を突破
作品とともに、宗田さんのたくましい生き様も、今も多くの人を力づける──
『ぼくらの七日間戦争』を書いたのは56歳だった
『ぼくらの七日間戦争』に登場する子どもたちが、理不尽で身勝手な大人たちを、知恵を絞り身体を張って懲らしめる様はとくに痛快で、シリーズ共通の魅力だった
原稿はパソコンを使いこなして執筆していた
宗田先生は1928年(昭和3年)に生まれ、多感な時期に戦争を経験した
『ぼくらの七日間戦争2』公開時のサイン会には若者をはじめ多くのファンが訪れた(提供写真)
『ぼくらの七日間戦争2』公開時のサイン会でサインを書く先生(提供写真)
『ぼくらの七日間戦争2』公開時のサイン会の様子(提供写真)
95歳の宗田理氏
2019年に本作がアニメ映画化され、宮沢は昔と同じ役で声の出演(時事通信フォト)
名古屋市内の事務所にて
『ぼくら~』シリーズは51作目に及ぶ
「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」にランクイン
これまで出版した本は200冊近くにのぼる
尽きない創作意欲は丈夫な身体と好奇心が源泉だ
作家デビューは51歳
最近は表現をマイルドにし、現代風に書き換えられている