芸能

【『アンメット』での難役も好評】杉咲花、俳優事務所から“ドラマ共演の逆指名”が増える理由

いまや若手実力派女優の筆頭格といえる杉咲花(時事通信フォト)

いまや若手実力派女優の筆頭格といえる杉咲花(時事通信フォト)

 ドラマ『アンメット』(フジテレビ系)で「1日しか記憶が残らない脳外科医」という難役を演じる杉咲花(26)。同僚の脳外科医を演じる若葉竜也(34)とは共演経験が豊富で、2人の演技に引き込まれるとの声がSNSで相次いだ。また、杉咲が自身のそばかすを隠さず、ありのままの姿を見せていたことも大きな話題になった。

 杉咲は2020年のNHK連続テレビ小説『おちょやん』で「大阪の母親」として親しまれた浪花千栄子を演じ一気に全国区になり、いまや若手実力派女優の筆頭格だ。

「役を自分の中に落とし込む作業に一切妥協しないため、役への理解度が抜群です。台本読みだけでなく、作品に関連のあるテーマを自分から調べ、取材に同行することも多い。脚本家や作家から『杉咲さんに演じてほしい』と主役級の指名が相次いでいる。

 杉咲が作品の準備に時間をかけることもあるが、この先2年ほどのスケジュールは埋まっていると聞いている。今いちばんスケジュールが取れない俳優のひとりといっても過言ではない」(キー局プロデューサー)

 それだけでなく芸能事務所側からの“逆指名”も相次いでいるという。

「杉咲と共演すると、役者としてブレークするというジンクスがあるんです。たとえば『おちょやん』で夫役を務めた成田凌(30)は『あとひとつきっかけがあれば……』と伸び悩んでいましたが、杉咲の演技力に引っ張られる形で一気に個性派俳優として花開いた。男性アイドルとの共演もありましたが、スキャンダルもゼロ。売り出したい若手俳優を抱える事務所としては、もっとも共演したい女優かもしれません」(芸能事務所幹部)

※週刊ポスト2024年5月3・10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

『マモ』の愛称で知られる声優・宮野真守。「劇団ひまわり」が6月8日、退団を伝えた(本人SNSより)
《誕生日に発表》俳優・宮野真守が30年以上在籍の「劇団ひまわり」を退団、運営が契約満了伝える
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト