4月11日に放送が始まった連続ドラマ『約束 〜16年目の真実〜』(読売テレビ・日本テレビ系、プラチナイト木曜ドラマ枠、午後11時59分〜)。主人公の刑事・桐生葵役を女優の中村アン(36)が演じ、そのバディ刑事・香坂慧役はSUPER EIGHT・横山裕(42)が演じる。完全オリジナル脚本の心理サスペンスとなっている同ドラマは、4月11日の第1話がTVer再生数100万回を突破するなど、すでに大きな反響を呼んでいる。年齢を重ねるごとに新たな表情を見せる彼女が、本作への意気込みや今後のキャリアについて語った。
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「父の無実の罪を晴らすために刑事になり、真実を追い求め、事件にまっすぐ向き合っている。いろんなことを失いながらも、突き進むドライな女性だと思います」(中村アン、以下同)
自らが演じる刑事・桐生葵について印象を語る中村。主演の依頼を快諾したという桐生の役柄には、自身との共通点もあると語る。
「彼女(葵)はいつもグッと堪えて、感情を出さない。自分(中村)は普段わりと感情を出すほうですが、親しい間柄でなければ、意外にもドライと思われることもあるんです。サラッとした感じは、自分と彼女の似ているところなのかも」
中村アンといえば、高校・大学時代にチアリーディングで全国大会に出場した経歴があり、“体育会系気質”のイメージもある。2020年ごろにはストイックなトレーニングによる体づくりで話題を呼んだが、「あの頃みたいな過度なトレーニングは今は控えています」と笑う。
「あの時はアスリートのような身体に憧れていました。ストイックなトレーニングや食事制限で、自分の身体が変わることにある種の楽しみもあったんですけど、今はモデルとしてではなく、女優として、普通の女性を演じたいと思っています。今はだいぶ人間らしい身体に戻ったと思います(笑)」
中村は昨年、演劇集団Z-Lion第13回公演『笑ってもいい家』で初舞台を踏み、初主演を務めている。その経験も、演技に生かされているという。
「観客の方が目の前にいる“生”の舞台上で、出演者それぞれが(セリフや演技の)バトンを渡していくことの大切さを、より感じました。自分の言葉や感情が、内側からより自然に出てくるような。そういう感覚を経験できたのは良かったなと思っています」