東京五輪で兄・阿部一二三(26)と史上初の兄妹同日金メダルという偉業を達成した柔道・阿部詩(23)。パリ五輪でも金メダル候補の最右翼として名前が挙がる。
「昨秋に痛めた腰の影響で練習不足が心配されていたが、3月の本番前最後の大会で5試合すべて一本勝ちと圧倒。世界選手権も2連覇しており、パリでも金メダルの期待が高まります」(スポーツ紙デスク)
4月14日には兄妹の壮行会が行なわれ、一二三は「東京五輪の時より確実に強くなっている」と断言。詩も「あと3か月後に近づいてきたが、覚悟を持って戦い抜き、パリの舞台で一番輝きたい」と自信を覗かせた。
「向かうところ敵なし」の詩だが、東京五輪後、道場の外ではちょっとした変化があった。
「以前は練習日だけでなくオフもジャージだったのが、練習にもカジュアルに着飾って来るようになりました。詩は競技人口を増やすためにメディア露出に積極的ですが、プロのメイクや衣装に感動して意識が大きく変わった。オフに一二三や担当美容師を服選びに付き合わせることもあるとか」(スポーツライター)
その甲斐あっていまやインスタグラムのフォロワーは30万人を超えた。
「過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手で、これがトレンドと合致した。これまでもスポーツブランドからのオファーは多かったが、若い女性向けブランド、ファッション誌からモデルのオファーが相次いでいます。パリで連覇を果たせばさらにオファーも増えるでしょう。モデルとしても金メダル級の活躍が期待できそうです」(美容ライター)
※週刊ポスト2024年5月17・24日号