日本テレビの水卜麻美アナ(37才)が、6月1日付の人事で管理職に昇進。テレビ界きっての人気女性アナが異例の出世を遂げることが明らかになった。
水卜アナは慶應大学を経て2010年に日本テレビに入社。以来、『ヒルナンデス!』『有吉ゼミ』『スッキリ』『ZIP!』など、局の看板番組を歴任し、その人気は絶大だ。オリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』では、2013年から5年連続で1位に輝いて殿堂入り。明治安田生命の『理想の上司ランキング』の女性部門では、2017年から8年連続で1位。他の追随を許さない圧倒的な存在となっている。
「今回の昇進で水卜アナは『チーフスペシャリスト』という役職につきますが、30代での管理職昇進は非常に珍しく、アナウンス部の先輩をごぼう抜きする異例人事です。水卜アナは昨年、『主任』に昇進したばかりで、こちらも異例のスピード出世でしたが、わずか1年でさらに役職がアップ。日テレは2020年に年間視聴率3冠王の座から陥落し、3月には看板アナの藤井貴彦氏が退社して、社内には相当な危機感があり、今回の人事は水卜アナのフリー転身を何としても防ぎたい日テレの“引き留め工作”だと囁かれています」(キー局関係者)
テレビ局にとって何よりも大切なのは視聴率。アナウンサーはあくまでも一社員だが、数字が稼げる人間が誰よりも評価されるのは当たり前だ。しかし、これだけ厚遇されても、水卜アナがフリー転身を選ぶ可能性は十二分にある。その理由の1つは昨年、彼女が俳優の中村倫也と結婚したことだ。
「水卜アナは昨年3月、SNSで結婚を発表。翌々日には改めて『ZIP!』で結婚を生報告し、各方面から温かい声が寄せられました。しかし、夫の中村がドラマ、映画、舞台、CMに引っ張りだこで多忙を極める一方で、水卜は早朝番組の担当を続けており、共に過ごせる時間は多くはないでしょう。その点、フリーになれば自分のペースで仕事をセーブすることができますし、妊娠・出産を視野に入れる際にも何かと有利です」(芸能ライター)
また、フリーになることで仕事の幅が飛躍的に広がるという、逆らい難い誘惑もある。
「人気アナの宿命ですが、彼女がこれまで担当してきたのは帯の情報番組ばかりで、キャリアの割に仕事の幅が狭い。しかしフリーになれば、骨太の報道番組、大好きなグルメや料理の番組、子供から大人まで楽しめる教養番組など、これまであまり挑戦してこなかったジャンルの番組のオファーもあるでしょう、さらに、執筆活動、CM、動画配信など、やれることは飛躍的に増える。その魅力に彼女が抗えるかどうか……」(同上)