「太田光さんなんでしょ?」と言われた
──私はてっきり爆笑問題の太田光さんとかと交渉していて、難航しているのかなみたいな想像をしていました。
日置:それはすごく言われました。太田さんなんでしょ? って。僕は世代的に『ボキャブラ天国』を観ていて、そこで海砂利水魚さん、今のくりぃむしちゅーさんを知ったんです。くりぃむしちゅーさんは僕がコントや漫才を知るきっかけにもなった人たちで、僕の中では漫才のイメージがすごく強い。有田さんはいろんな芸人さんをプロデュースする企画などもやっていて、ベテランの漫才師の方たちも、有田さんに見てもらっておもしろいと言ってもらえたら嬉しいだろうなと思ったんです。ただ、僕はまったく面識がなかったので、オファーは石川さん頼みでした。
石川:有田さんは審査員みたいなことはやってこられなかった人なので難しいのかなと思っていましたが、最終的には「フジテレビさんが困っていらっしゃるでしょうから」と大人の判断をしていただきました。もう、ほんと、感謝しかないですね。
──発表があったとき、そうか、有田さんがいたかと思いましたね。
日置:有田さんに認められたいと思っている芸人さんはたくさんいると思います。
石川:出場者の方がX(旧Twitter)で、有田さんにネタを観ていただきたいのでグランプリファイナルまでたどり着きたいです、というコメントを出してくれていました。視聴者的にも待望の人なんじゃないかなと思います。ネットの書き込みなどでも「待ってました!」みたいな反応が9割9分くらい占めていたので。
――ハイパーゼネラルマネージャーという肩書きは、どのようにして決まったのでしょうか。
石川:阿吽の呼吸ですね(笑)。
日置:どこかから降りてきたんだと思います。
石川:正確に言うと、有田さんと私と日置で3回ぐらい打ち合わせを重ねているうちに、だんだんと固まってきたという感じです。最後は有田さんが熊本でロケをしているときに電話をして「これでいきます」と伝えたら、「いいよ」とのことだったのでリリースを流しました。