5月17日発売の「週刊ポスト」は、ニュースと生活情報満載の薫風スペシャル特大号。本誌スクープから国会でも追及された岸田首相の「政治資金規正法に引っかからない集金パーティー」がまたも発覚。この男は法の抜け穴をくぐってカネ集めに奔走する銭ゲバ政治家であることが判明した。さらに、維新・中条きよし議員の「カネ貸し疑惑」続報、ネズミの「一部」混入で国民を震え上がらせた「食パン汚染工場」の内部ルポ、日産元社長の「ゴーン事件の真相」インタビュー、血圧改善の世界最新事情、介護の新常識など必読特集をそろえました。
今週の見どころ読みどころ
◆<追撃>本誌スクープで問題化した岸田「脱法パーティー」まだまだあった!
2月2日号で追及した岸田首相の“任意団体”を使ったパーティー疑惑は国会でも繰り返し追及され、永田町では「岸田方式」と名付けられて法の抜け穴を駆使するカネ集めの手法として認知されるに至った。ところが、岸田氏は「火の玉になって」進める政治資金改革でも、この岸田方式の禁止は一切口に出さない。これはもう、自民党まるごと今後は岸田方式でカネを集めようとしていると疑わざるを得ない。しかも今回、本誌の追撃取材によって、岸田氏が同様のパーティーを少なくともあと2回やっていたことが判明した。
◆「ネズミ入りパン」はなぜ起きたのか 食パン汚染工場「内部証言」
大人気商品だけに国民にショックを与えた「超熟」の「ネズミの一部混入」騒動。製造元の敷島製パンによれば、工場はクリーンルーム並みに厳しい衛生管理がされており、内部でのネズミを含む有害生物の発生もなかったという。では、その厳戒態勢の製造工程に体長20センチにもなるネズミがどうやって入り込んだのか。現地と組織内部を取材すると、いくつかの可能性と疑問が浮上した。
◆<角界内幕>“天敵”尾車親方「電撃退職」で元白鵬が復活&反撃の狼煙
大相撲夏場所は、初日から上位勢が総崩れしたかと思えば、翌日には1横綱1大関が休場と、なんだかしょっぱい展開になっているが、土俵の下では協会幹部の激しい政争が熱を帯びている。八角理事長の懐刀として元白鵬・宮城野親方の厳罰処分を推し進めてきた尾車親方が謎の電撃退職を発表し、「10年かかる」と言われた宮城野部屋再興に現実味が出てきた。しかし、一方では元白鵬の愛弟子たちが相次いで引退、休場して時間との闘いも熾烈に。どこまでいっても力士ファーストになれない角界の暗部をスッパ抜く。
◆個人資産800億円のレジェンドが図解する「会社四季報だけで勝てる株式投資」
かつてサラリーマンとして初の長者番付1位にもなった伝説的トレーダー、清原達郎氏は、プロ中のプロだったにもかかわらず、「株式投資に必要な有料情報は会社四季報だけ。あとは各企業のホームページで十分」と断言する。それこそが個人でも機関投資家に勝てる投資法なのだという。同氏は本誌で、四季報のどこを見て、どういう基準で買うか買わないかを決めるのかを実際の誌面をサンプルに徹底解説した。
◆ハーバード大ほか世界の権威が断言した「血圧は薬で下げるものではない」
血圧の上が130を超えると「予備軍」扱いされ、140に達するとすぐに投薬される日本は「世界一の降圧剤大国」とされる。しかし、世界の潮流は「薬に頼らず血圧を下げる」にシフトしている。その根拠となる研究、論文は多岐にわたるが、それらを集めて一挙解説する。「卵は週に3個以上食べよ」「味噌汁を飲むと血圧は下がる」「減塩では下がらない患者が3割以上」「動かない運動こそ効果的」「昼寝で血圧が上がるメカニズム」など、日本の常識が間違っていることが次々と発覚した。
◆「クーデターの首魁」とされ会社を去った日産元社長が明かす「ゴーン事件の真相」
日産の元社長でゴーン事件のあと「報酬不正」を指弾されて退任に追い込まれた西川広人氏がインタビューに答えた。ゴーン氏や元側近らは、事件そのものが「西川氏らによるクーデターだった」と主張しているが、それは事実なのか、なぜこれまで沈黙してきたのか。ゴーン氏と20年伴走した男が、稀代の経営者の素顔と騒動の裏を初めて明かす。
◆<徹底解説>大村崑、上野千鶴子らも大賛成!「親不孝介護」のススメ
生み育ててくれた親に最後は寄り添って面倒をみるのが親孝行――そう考える人は多いし、それ自体はすばらしい考えだ。しかし現実は、親の介護のために仕事や家庭や財産を犠牲にし、結果的に自分も親も家族も不幸にしてしまう悲劇が少なくない。介護の現場を知る人ほど、「親との距離はほどほどに」「実務はプロに任せる」ことの大切さを知っている。公的支援やプロの手をフル活用し、自分はあまり関わらない「親不孝介護」こそ超高齢化社会の正解だ。介護専門家はもちろん、自ら老人ホームに入居した大村崑氏、早くから「おひとりさま老後」を提唱してきた上野千鶴子氏らが解説する。
◆<重ねて問う>維新・中条きよし参院議員「1000万円貸付」の真相究明を!
前号でスクープした中条氏の1000万円貸付をめぐる疑惑。同氏は本誌取材の直後に国会議員の資産等報告書を修正し、これまで記載していなかった貸付を追記した。さらに本誌発売後には記者会見し、高金利で貸していたのではないかという本誌の疑問に対し、「金利は一切受け取っていない」「昭和の人間だから人は信用する」などと弁明した。しかし、その説明は本誌が得た証言や確認した契約書の内容とは大きく異なる。維新幹部の発言も微妙に温度差があり、変化もしている。自民党の裏金疑惑を追及するなら、まず自らの疑惑について明確な検証と説明が必要だろう。
◆<特別動画付録>人気女性アナウンサーが耳元で囁く「官能小説朗読ムービー」3作品
清楚な立ち居振る舞いで人気のフリーアナウンサー・薄井しお里が官能小説の朗読に挑戦した。団鬼六らの名作3冊を朗読する動画がスマホで楽しめます。さらに、薄井アナ本人も初めて官能小説の執筆に挑戦。記念すべき処女作もお見逃しなく。収録では、「私の声を聴いて想像を膨らませてくださいね」と本人もノリノリだった。
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