かつての“金庫番”は、桁違いの契約金やどんどん舞い込むスポンサー料に目がくらみ、総額26億円もの「大谷マネー」をだまし取った。「もう同じ轍は踏まない」──大谷翔平(29才)が頼りにするのは真美子夫人(27才)だ。
大谷らしい、粋なプレゼントだった。
「5月12日の母の日にちなんで公開されたJALの広告に大谷さんが登場しました。彼の地元、岩手県の花巻駅と花巻空港、地元紙の岩手日報にだけ掲示されたもので、大谷さんの写真に『今日、野球ができることを母に感謝します』とお母さんへのメッセージが添えられていました」(地元メディア関係者)
思えば大谷は常に「家族の輪」を大切にしてきた。いま、その中心には、真美子夫人の姿がある。5月9日に更新した自身のインスタグラムでも、大谷は家族への思いと地元愛をあらわにしていた。
「大谷さんは岩手県の伝統工芸品・南部鉄器の鉄瓶と夫婦湯呑の写真を投稿しました。南部鉄器は黒い漆塗りが特徴的ですが、近年ではカラフルな製品も登場しており、大谷さんが投稿したのは球団のチームカラー、ドジャーブルーを彷彿とさせる青色のもの。投稿には『ありがとうございます』という言葉が添えられているので、結婚祝いとして贈られたものでしょう。
大谷さんが投稿して以降、製造元の工房には世界中から注文が殺到し、発送は5月13日現在で約1年先の2025年4月下旬以降だとか。さすがの影響力です」(前出・地元メディア関係者)
2月に結婚を発表した当初は、「お相手は日本人女性です」と詳細を明かさなかった大谷だが、3月に開幕戦が行われた韓国で夫婦ツーショットを披露した後は、真美子夫人の存在を積極的にアピールしているようにも見える。
「大谷さんは真美子夫人を周囲に披露したい気持ちが強いようで、5月2日に行われたチームのチャリティーイベントでも自分から『妻の真美子です』と紹介して回っていましたよ」(在米ジャーナリスト)
いまは明るい笑顔を振りまく真美子夫人だが、3月下旬に元通訳の水原一平被告が解雇されたことは彼女の日常にも影を落とした。
「水原被告に英語での会話を頼っていましたからね。これまでバスケ一筋だった彼女は留学経験などはなく英語はあまり得意ではないそうですが、それでも『その服素敵だね』『あなたも素敵よ』といったスモールトーク(ちょっとした世間話)をほかの選手の奥さまたちと楽しんでいます。臆することなく自分から積極的にコミュニケーションを取れるようなので、英語力もめきめきと上達するのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト)
アメリカ生活に慣れた頃には、妻としてのさらなる「重大任務」が待ち受けているという。
「真美子夫人が大谷さんの通帳管理を担うのではないかといわれています。『一平ショック』を払拭するためにも、金銭管理体制の早急な立て直しが必要ですからね。実はこれまでメジャーで活躍してきた日本人選手たちも、通帳管理は妻が担ってきたケースが多いんです」(別の在米ジャーナリスト)
例えばイチロー(50才)の妻・弓子夫人(58才)はかなりのやり手として知られている。
「弓子夫人はイチローさんの資産管理会社の代表を務めています。税金対策として、会社の所在地を全米で最も税率が低いネバダ州に置いたのは弓子夫人の案だとか。
さらにイチローさんは現役時代の報酬の一部を引退後に受け取る契約を締結。節税になるうえ、契約時に年利5%という条件を付けたので、利息分が報酬に上乗せされるメリットもあるそうです。こうした資産管理術は弓子夫人の手腕によるものだといわれています」(前出・在米ジャーナリスト)
現役メジャーリーガーでデトロイト・タイガースに所属する前田健太投手(36才)の財布のひもを握るのも妻の早穂さん(38才)だ。
「『彼が頑張って稼いできてくれたものだから、無駄にしたくない』と常々周囲に語っており、堅実に管理しているそうです」(前出・在米ジャーナリスト)
これまで大谷の資金管理を担ってきたのは彼の家族、そして水原被告だった。
「特に大谷さんの母親が中心になって管理してきましたが、監視の目が行き届かず、結果的に水原被告につけ込まれることになってしまった。当面は代理人であるバレロ氏や税理士のフローリッチ氏を中心に資産管理をするとみられます」(前出・在米ジャーナリスト)
一方、真美子夫人が通帳管理において圧巻の手腕を見せそうだと話すのは、真美子夫人の知人だ。
「彼女の祖父はかつて大手金融機関に勤めていましたし、兄もアパレルブランドを経営しているので、彼女も数字に強いともっぱらです。実業団時代は、チーム全体を俯瞰し常に周囲をサポートするタイプ。分析力にも優れており、コーチからは頭がよいと評価されていました。泥くさいプレーも率先して行う、縁の下の力もちのような存在でしたし、地味で面倒な作業をやりきる素質があると思います」