「ヨガの母」「宇宙の母」という意味を持つ「ヨグマタ」。ヨガのマスターとして与えられた尊称を持つ相川圭子さんが読者のお悩みに答える、週刊ポストでの人生相談連載。第12回目の相談はこちら──。
Q:50代後半の時に肺がんと診断されました。片側の肺を全摘出する手術を受け、再発や転移もなく運良くこの年まで生きてこられました。しかし、最近、体の不調や認知機能の低下を感じることが増え、改めて人生の最期について考えるようになりました。周囲に迷惑を掛けないよう準備は進めておこうと思いますが、それ以外にどのように「死」と向き合っていけばいいか教えてください。(76歳・無職)
命あることに感謝し、功徳を積むことで慈愛の心を循環させる存在になりましょう
A:生を受け、やがて年老いてこの世を去る──。旅立ちは命あるものが避けては通れない、宿命です。
死を迎えると、魂は肉体という衣を脱ぎ、旅立ちます。魂はアストラル体に包まれ、その質に応じた世界に導かれていき、またこの世に生まれるという生死を繰り返します。生前の身口意の結果の記憶がアストラル体に刻まれ、死後の世界に影響するのです。
死後良い世界に行くために、この世で心と体の行為を正し、善行で意識を進化させて悟りに向かうことが、この世に生を受けた真の目的です。
人は常に不安や恐れの感情を抱き、心と体に負担をかけています。無駄に消耗する生き方はすぐに捨てるべき。病気はバランスを取り戻そうとするものなので、それに感謝して今を生きます。自分の心と体を思いやり、「いつもありがとう」「負担をかけてごめんね」とねぎらいます。心を使って消耗するのではなく、功徳を積み慈愛に生きて生命力を満たす生き方をします。
こうした生き方が自然にでき、最速であなたの運命と宿命を変えることができるのが、私が伝えるヒマラヤシッダー瞑想の実践です。特別な秘法で生まれ変わることができます。根源にアクセスし、源の生命エネルギーを引き出します。カルマが浄化され精神が安定し、内側が満ちて心が癒され、健康になり、さらには悟りを得ていけるのです。
周囲に迷惑をかけないように、と心配することはありません。あなたのお世話をする人はその行為で心身が愛で浄まり、功徳を積むのです。その機会が訪れたら、感謝をして素直に委ねましょう。
死は、あなただけでなく誰にでも訪れます。どうか怖がらないで。ヒマラヤシッダー瞑想は、天国へのパスポート。心身を浄め魂を解放するのです。
命あることに感謝し、周囲を助け、慈愛の心を循環させる存在となりましょう。花開く、終末の生き方です。
【プロフィール】
相川圭子(あいかわ・けいこ)/女性で史上初めて「究極のサマディ(悟り)」に達した、現在世界で会えるたった2人のヒマラヤ大聖者の1人。5000年の伝統をもつヒマラヤ秘教の正統な継承者で、2007年にはインドスピリチュアル協会から最高の聖者の称号「マハ・マンダレシュワル」を授かる。2016、17年には国連本部で主賓として平和のスピーチも行なった。TBSラジオ『相川圭子 幸せへのメッセージ』にレギュラー出演中。著書は累計100万部を超える。
協力:サイエンス・オブ・エンライトメント https://www.science.ne.jp/
※週刊ポスト2024年5月31日号