予期せぬ形で飛び出した、まさかのラブコールは波紋を呼んだ。グループの周年を控えた彼女の心境の変化か、はたまた単なるリップサービスか──。泥沼の法廷闘争に発展した離婚劇から約3年。家庭裁判所で一度も目を合わせず、生涯二度と交わることはないと思われていた元夫婦の関係に大きな変化が起きている。2021年2月に離婚が成立した音楽プロデューサーの小室哲哉氏(65才)と、globeのボーカルKEIKO(51才)である。
5月6日に生放送された大分のラジオ番組『JOY TO THE OITA+』(OBSラジオ)で、マーク・パンサー(54才)と番組に呼ぶゲストについてトークしていたときのこと。KEIKOが突然「いちばん最初は小室哲哉さんにしますか(笑い)」と発言し、マークが「ワォ! ついに!」と驚きの声を上げたのだ。
「離婚成立後にKEIKOさんが小室さんに言及することはほとんどなく、リップサービスだとしてもいままでなら考えられないこと。打ち合わせにはまったくなかった突発的な発言だったようで、ラジオ番組のスタッフも青ざめていたそうです」(番組関係者)
2011年にくも膜下出血で倒れ、芸能活動から遠ざかっていたKEIKOが活動を再開したのは一昨年の冬。globeファンの間で幻の未発表曲として知られる『WHITEOUT』のレコーディングに臨み、昨年1月から地元大分でラジオ番組のレギュラー出演を始めた。
「未発表曲の新録はglobeのデビュー1万日目を記念したアルバムのために録り直したもので、小室さんとは別々でレコーディングを行ったそうです。ラジオで復帰したKEIKOさんが、以前と変わらぬ様子で快活に話していることも大きな話題になりました」(芸能リポーター)
2018年1月に小室氏が引退会見で明かしたKEIKOの病状は、世間が思う以上に重く、誰もが復帰は困難だという印象を受けた。
「小室さんはKEIKOさんが『音楽に興味を持たず』、『小4の漢字ドリルをやっている』などと説明し、会見では介護疲れを強調していました。不倫疑惑を釈明するための会見は、小室さんが音楽活動から身を引くことを宣言したため、途中から引退会見に様変わり。世間の同情を集めたのです」(前出・芸能リポーター)
ところが、これにKEIKOの周囲は猛反発。小室氏がほとんど介護らしいことをしていなかった実態が親族によって明かされ、リハビリを乗り越えたKEIKOが問題なく日常生活を送っていることも報じられた。
「会見で小室さんはKEIKOさんと『目を見てしっかり話し合う』と言っていましたが、その後2人が直接会うことは一度もありませんでした。離婚成立後、直筆のメッセージを公開したKEIKOさんの文字は力強く、マスコミの直撃取材にもしっかり受け答えするなど、小室さんの説明と食い違う状況が次第に明らかになっていったのです」(前出・芸能リポーター)
引退後も、乃木坂46に楽曲を提供するなど裏方としての活動を続けていた小室氏は、2021年10月に「いましばらく音楽をやらせてください。働かせてください」と復帰を宣言。手始めに今年40周年を迎えたTM NETWORKを“再起動”し、今年5月のイベントでは浜田雅功とのユニット「H Jungle with t」も復活させた。
「2022年に理化学研究所の研究員に就任するなど、むしろ引退前より活動は精力的。この5月7日に放送され、TMの3人で出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では、ボーカルの宇都宮隆さん(66才)が『年齢的にも周年はもうあんまり考えない方がいい』と弱気に話していたのに対し、小室さんは『もう1年は大丈夫。目標になります』と意気軒昂。今後もさまざまなイベントや番組に出演する予定があるそうです」(音楽関係者)