刑事らしからぬ男の色気と洒落っ気あるやり取りで日本中を虜にしてきたバディが、土屋太鳳をヒロインに迎えた待望の新作を携え降臨。時を超えて愛される舘ひろし(74才)&柴田恭兵(72才)の“あぶ刑事”シリーズが、令和の時代によみがえる! 劇場版最新作『帰ってきた あぶない刑事』が5月24日に公開。8年ぶりにスクリーンに帰ってきた、伝説の名コンビが、『女性セブン』で軽妙なトークを繰り広げた。
舘:前作の『さらば』で終わるつもりでしたけど、オファーが来たときはやっぱり文句なしでうれしかったです。
柴田:ぼくは『さらば』と言ったのに、詐欺でしょと思いました(笑い)。でも、今回は2人の娘かもしれない女性が登場すると。それならタカとユージの心情やプライベートな一面が出てきて面白そうだと感じました。
舘:恭サマと現場に入れば、数年、数十年と間が空いても一瞬で戻れますよ。
柴田:もう舘さんはタカ、ぼくはユージ。役作りの次元ではないんです。
舘:プライベートでも、タカとユージの距離感をキープしていたことがよかったんじゃないかな。
柴田:撮影終わりに飲みに行くことも、一度もなかったですよね。
──おふたりにとって『あぶない刑事』はどんな存在ですか?
舘:この年になると実家みたいなもの。
柴田:そこにはパワフルなお母さん的な存在の(浅野)温子さんと、出来の悪い息子のような(仲村)トオル。全員揃うと「帰ってきたな」という感覚があります。
──今後やってみたい“あぶない”挑戦は?
舘:ここじゃ言えないよ(笑い)。
柴田:舘さんの場合、女性絡みでしょうからやめておきましょう(笑い)。
舘:ふふっ。そういえばぼくたち2人合わせて140才オーバーなんだって。
柴田:150才で新作となったらそれこそ“あぶない”(笑い)。でも、舘さんがやるぞと言ったら全員集合します!
撮影/田形千紘 取材・文/小泉咲子
※女性セブン2024年6月6日号