シーズンはじめに元通訳・水原一平被告の事件に巻き込まれるという大スキャンダルに見舞われたにもかかわらず、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手がグラウンド内外で大活躍を続けている。それに伴って、ほとんど公の場に姿を見せていない真美子夫人への関心も高まっている。臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、スポーツ選手のパフォーマンス向上に配偶者が貢献する可能性について分析する。
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持っている人はどこまでも持っているのか、ドジャース大谷翔平選手を見ているとそう思う。5月17日には、ドジャースの本拠地があるロサンゼルス市が、彼の実績などをたたえこの日を「大谷翔平の日」に制定。17は大谷選手の背番号でもあり、大谷選手のお父さんの誕生日でもあったこの日。サプライズで市議会に登場し議員たちに拍手で迎えられた後、レッズとの試合ではメジャートップに並ぶ13号2ランを放ち、自ら祝砲を上げたと報じられた。
19日のレッズ戦では2試合ぶりにヒットを放っただけでなく、延長10回、ライト前に移籍後初めてのサヨナラ打を放ってチームを勝利に導いた。試合以外でも大谷選手の話題はつきない。16日の試合では、心臓病と戦う13歳のアルバート・リー君に始球式をプレゼント。自らキャッチャーになって、アルバート君のボールを受けていた。試合後には、球団から真美子夫人に始球式をと提案されたがやんわりと断ったというエピソードも明かしていた。ドジャースも姿を見せただけで世間の話題をさらっていく真美子夫人に注目しているのだ。
それも当然。真美子夫人と結婚して以降、大谷選手はこれまで以上の活躍を見せている。未だリハビリ中のはずだが、バッターボックスに立つ姿はそれを微塵も感じさせない。応援席にいる真美子夫人の姿が捉えられたりすることもあるが、やはり彼女のサポートとバックアップと応援があってのことだろう。大谷選手の運気を彼女が後押ししているのか、彼女自身も持っているのか。ちなみに、ドラマ『不適切にもほどがある』(TBS系)ではないが、昭和には一緒にいることで男性の運気を上げる女性を指して”あげまん”と言われた。今のご時世、使うのをためらう言葉ではあるが、1990年には宮本信子主演で映画『あげまん』が公開されヒット、当時の流行語にもなっている。