ハリウッド映画への初出演から21年、真田広之(63才)は世界的に高く評価され、ついに主演とプロデューサーを兼任するまでになった。渡米以降、プライベートを積極的に明かしてこなかった真田。実は離婚後も子供とは深い親交があり、大きな影響を与えていたようで──。
「似てる!」「かっこいいです!」──5月21日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。放送終了後、大きな話題を呼んだのが、ゲストの女優・手塚理美(62才)が番組内で公開した一枚の写真だった。
写真に写る男性は、涼しげながら強い意志を感じる目元、きりりと結んだ唇が印象的な好青年。彼は真田広之と手塚の次男・手塚日南人(28才)だ。
「日南人さんは、母親の付き添いで収録にも来ていたそうで、黒柳徹子さんにも直接挨拶をしていました。黒柳さんは日南人さんの顔をまじまじと見て『似てるわねえ』と繰り返していましたよ」(テレビ局関係者)
手塚が突然テレビで、次男の“顔出し”をした理由。それは彼の新しい人生を応援するためでもあった。
「真田広之が父、手塚理美が母という境遇のもとに生まれた以上、ぼくには使命があると思うんです」
本誌・女性セブンの取材にこう語るのは日南人本人だ。彼はこれまで、北海道でネイチャーガイドや町おこしに携わっていたが、昨年、俳優への転身を決断。初舞台の際には真田に連絡をしたという。日南人が振り返る。
「父は『自分の道だから、自分のやりたいことをやれ。何かあれば相談に乗るから』と言ってくれました。これまであまり相談というものをしたことはないんですが……。これからは役者をやるわけですから、積極的に頼りたいです。
直接会う機会は多くないですが、父とはよくチャットで話しています。この間も『SHOGUN』の感想を送りました。大好きで、全部見ましたよ」
『SHOGUN 将軍』は今年2月27日からディズニープラスで配信されている戦国ドラマだ。真田が主演のみならずプロデューサーを兼任し、ハリウッドの制作陣が「日本」を細部まで伝えることにこだわり、配信前から注目を集めた。
「真田さんは日本の描き方について、ハリウッドの制作陣に積極的にアドバイスしてきました。ただ、役者という立場では関与できる部分に限界があるという歯がゆさもあったそうです。
彼にとって、プロデューサーとして日本を描く作品にかかわることは悲願といえます。ハリウッドでの二十数年にわたる彼の孤軍奮闘が認められたともいえるでしょう」(映画関係者)