6月7日発売の「週刊ポスト」は、健康と財産を守るスペシャル特大号。紅麹サプリの健康被害でも注目された「腎臓」は、実は尿を作るだけでなく多くの病気や老化に関わる重要な機能を持つことがわかってきた。そのメカニズムと自己診断法、さらに機能を向上させるメソッドを徹底検証した。自宅や実家の売却でトラブルにならないための知恵、8億円の株を持つ元地方公務員のノウハウも紹介。一方、岸田政権が吹聴する「定額減税」の嘘とデタラメが見えてきた。さらに、万博強行でひんしゅくを買う大阪の「沈没」が予測されている。
今週の見どころ読みどころ
◆万博まで1年で時限爆弾が次々と……「大阪沈没」の衝撃予測
吉村維新の暴走、それを止められない在版メディア、人口流出が加速――日本第二の都市・大阪の斜陽が目立ってきた。10ページにわたる特集で、その元凶と対策について考える。2050年には人口流出で「ひとり負け」になり、名古屋の後塵を拝すると予測される背景には、「商人の町」の産業構造に弱点があった。吉村知事が万博対策の柱に据えるタクシーの「ライドシェア」にも欠陥が見つかり、さらには会場予定地では「次なるガス爆発」の危機が迫っている。介護保険料は日本一高く、伝統ある街並みや市場の「中国化」が新たな火種に。このままでは衰退は加速するばかりだ。ではどうすればいいのか――。
◆ビートたけしも苦言「大阪のお笑いパワーが落ちたのは芸人使い捨てのせいだよ」
お笑いの中心地が大阪であることは東京人も認めるところ。たけしもそれは否定しないが、昔に比べて大阪パワーは確実に落ちていると分析した。大手テレビ局がそろって吉本興業の株主になり、“ギャラが安くて代えが利く若手芸人”を大量にバラエティー番組に送り込むシステムに鋭く斬り込んだ。
◆年収500万円世帯で年間13万円負担増――岸田「定額減税」はインチキ政策だった
なぜいま減税なのか、なぜ6月なのか、なぜ「給与明細に明記」なのか。岸田減税のカラクリを取材すると、国民生活を支援するどころか、政治家の私利私欲しか考えていない実態が浮き彫りになった。実は国民負担は今年以降、劇的に増すという恐怖の試算と、それでも党内の主導権争いに躍起になる自民党の醜態をスッパ抜く。
◆中国で有名な“迷惑系YouTuber”だった靖国神社「トイレ」落書き犯が「義士」扱い
靖国神社で許されざる悪行をはたらいた中国男性は、自国でも問題の多いSNS投稿者だったが、やはりと言うべきか、今回の行為を英雄視する論調もはびこっている。もちろん日本の捜査当局はこのまま「逃げ得」にすることはできない。中国政府は日本批判さえ繰り出すが、岸田政権はこれを跳ね返せるのか。
◆堪忍袋の緒が切れた!? 三田寛子が「別宅」に乗り込んで中村芝翫をどやしつけた!
本誌が親密女性とのドライブデートとスピード違反をスクープした芝翫が、ついに「寛容な妻」三田寛子にたっぷりとお灸をすえられた。近隣住民にまで聞こえる大音声で叱られた一部始終と、これまで“おいた”を見逃してきた三田が今回ばかりは許せなかった事情を明らかにする。
◆蓮舫が都知事選出馬前に「自民党の養子」になった息子と和解していた
都知事選の台風の目となった蓮舫・参院議員は、かねて息子との不仲が噂されていた。息子は元自民党代議士と養子縁組し、自民党に入党したと報じられたこともある。しかし、本誌が直撃すると、その息子は現在、蓮舫氏と同居していることがわかった。養子縁組も解消したとも言われるが、本人はどう答えたか。
◆いまだバッシングがやまない秋篠宮家の「本当の現在地」
女性誌を中心に、秋篠宮家に批判的な報道が相変わらず続いているが、本当のところはどうなのか。佳子内親王の「結婚相手」をめぐる新展開、悠仁親王の「進学先」にも新たな候補が挙がり、紀子妃殿下の「健康不安説」には重大証言が飛び出した。
◆認証不正で「クルマ炎上」のなか攻めの経営を続けるホンダの「伝統破壊」
日本経済を牽引してきた自動車業界は、大手が一斉に認証不正を公表して安全神話が揺らいでいる。そこに連座してしまったホンダも大きな試練を迎えているが、一方で業績は急回復し始めた。社内で「突っ走る競走馬」と呼ばれている三部敏宏・社長は、エンジン開発の技術者出身にもかかわらず、2040年までにすべてEVとFCV(燃料電池車)にすると宣言、最大手トヨタの2倍の先行投資を発表した。世界最大のエンジンメーカーでもあるホンダは本当に激変するのか、できるのか。
◆<恐怖の実録ルポ>自宅を売ったら「親子で地獄」
マイホームは「人生最大の買い物」と言われ続けてきた。高度経済成長は遠い過去になり、核家族化が「完了」した日本では、今度は自宅の「売却」が大きな選択になっている。しかし、必ずしも「売れるうちに売る」が正解ではないし、親子の近居や同居がハッピーエンドにもならない。家を売って貧乏暮らし、ご近所トラブル、家族不和という悲しい失敗事例を取材した。
◆元消防士の「億り人」が教える「高配当株で悠々自適の早期リタイア」
幼い頃から建設業者の父から株の手ほどきを受けたという投資家・かんち氏は、消防士として働くかたわら節約と優待を駆使して株投資を続け、ついには8億円の資産を持つ株長者となって悠々自適の早期リタイア生活を送っている。「1000万円までは険しい道、そこからは増やしやすい」という「かんち式投資法」を紹介する。
◆<総力特集>腎臓が寿命を決める
紅麹サプリの健康被害は今も原因究明が続いているが、被害の多くは腎障害だった。5人もの死者が出たのはなぜなのか。専門医は口をそろえて「腎臓は重大疾患の元凶になることを知らない人が多い」と警告する。近年の研究で、腎臓は老廃物をろ過して尿を作るという基本的な機能にとどまらない様々な役割を担っていることが判明してきた。その不調は脳卒中や心筋梗塞、高血圧など命に関わる病気を招き、さらには「老化促進物質」を増やして寿命を縮める可能性まで浮上している。最新研究の成果、自己診断リスト、機能維持に役立つ食生活とトレーニング、さらには腎不全で人工透析を続けるタレント、グレート義太夫の体験談も掲載。
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