ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で、銀行詐欺などの罪で起訴された水原一平被告が、ウーバーイーツの配達員をしている様子が米メディアで報じられた。しかし、早くもその資格を剥奪されてしまったようだ。
水原被告がウーバーの配達員をしている様子が写真とともに米紙ニューヨーク・ポストで報じられたのは現地時間の6月6日のこと。しかしその翌日、NBCロサンゼルスが水原被告が係争中であるためウーバー配達員の資格を剥奪されたと報じた。ウーバーの広報担当者によると、水原被告が数年前から配達員をしていたが、起訴されたことでプラットホームにアクセスできなくなったという。
大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億円)を違法賭博のために不正送金した銀行詐欺と、違法賭博で得た収入を申告しなかった税金の虚偽申告で訴追された水原被告。6月4日の罪状認否では、2つの罪について有罪を認めている。
この2つの罪に対して、最大で33年もの禁固刑となる可能性もあったが、水原被告が司法取引に応じたことで刑は軽くなる見込み。弁護側と検察側で量刑が4年9か月~5年11か月の間であれば、互いに控訴しないことで合意しているが、判決がもっと重いものになる可能性もある。また、不正送金した26億円は水原被告の負債となり、出所後は巨額の借金を返済する日々が待っている。
「水原被告は4月に保釈されていますが、その条件として『就労の継続』というものがあります。今回ウーバーで働いたのは、働く意志があることを示すためだと思われます。もちろん、これから働いて借金を返していかなければならないわけですが、ウーバーで地道に働いて返せる額ではない。借金返済のためには、また別のビジネスをやる必要があるでしょうね」(スポーツ記者・以下同)
巨額の借金返済のためにできること
ネット上では、〈通訳とか得意の分野やスキルを活かした仕事につけるのがベストなんでしょうが なかなか雇ってくれる人がいないのか…〉、〈あらら…ウーバー駄目やったら生活費どうやって捻出するんやろ〉など、水原被告の今後を心配する声が多い。